ERPとCRMの経営データ統合を加速!RICE CLOUDとPraztoが「NetSuite経営Tableauダッシュボードパック」を提供開始

ERPとCRMの経営データ統合を加速!RICE CLOUDとPraztoが「NetSuite経営Tableauダッシュボードパック」を提供開始

経営判断を加速するデータ統合ソリューションが登場

多くの企業では、日々の業務で発生する膨大なデータがERP(Enterprise Resource Planning:企業の基幹業務システム)とCRM(Customer Relationship Management:顧客関係管理システム)に分かれて管理されています。しかし、これらのデータを個別に見ていては、経営に本当に役立つ全体像を把握することは困難です。

この課題に対し、Oracle NetSuiteパートナーである株式会社RICE CLOUDと、データ連携・Salesforce導入支援の実績を持つ株式会社Praztoは、業務提携を発表しました。両社の協業により、NetSuite(ERP)とSalesforce(CRM)のデータを統合し、「経営に使えるデータ」として提供するソリューションが開始されます。

ERPとCRMのデータ分断がもたらす課題

ERPには「受注・請求・在庫・会計」といった確定した事実のデータが、CRMには「商談・活動・見込み客」といった将来の動きに関するデータが蓄積されています。

これらのデータは、それぞれが重要な情報である一方で、別々に管理されていることで以下のような課題が生じていました。

  • 顧客情報の不一致: 同じ企業がERPとCRMで異なる名称やIDで管理され、データの突き合わせに手間がかかる。

  • 全体像の把握の困難さ: 商談がどれだけ積み上がっても、それが実際の請求や入金にどう繋がったのか、またその逆も、片方のシステムだけでは見えにくい。

  • 経営判断の遅延: 受注から入金までの一連の流れや、顧客ごとの収益性といった「経営に本当に必要なデータ」をリアルタイムに把握できない。

このようなデータ分断は、企業の迅速かつ正確な意思決定を妨げる要因となっていました。

協業による「経営に使えるデータ」の実現

RICE CLOUDとPraztoは、このデータ分断の課題を解決するため、「データの統合基盤の提供」「ダッシュボードによる可視化」「導入から定着までの共同支援」の3つの柱で連携します。

1. データの統合基盤を共同提供

PraztoのAgentic ETL(Extract, Transform, Load:データ抽出・変換・読み込み)ツール「Passwork」のNetSuiteコネクタを活用し、NetSuiteのデータを周辺システムと接続します。さらに、AI名寄せ・顧客データ統合クラウド「NAYOSEL」により、NetSuiteの得意先情報とSalesforceの取引先情報を同一企業として統合し、一意のIDで結びつけることで、データの正確性を確保します。

ERPとCRMのデータを、ひとつの正しい姿へ

2. 第1弾:「NetSuite経営Tableauダッシュボードパック」の共同提供

NetSuiteに蓄積された経営データを、Tableau(データ可視化ツール)で柔軟に分析できるダッシュボードのテンプレート群として提供します。このパックには、両社の導入実績に基づいた「型」が組み込まれており、標準機能では難しい多軸ドリルダウン(詳細分析)などの柔軟な分析が可能です。

「NetSuite経営Tableauダッシュボードパック」の構成

コア5本(全業種共通)

  1. 経営サマリ: 売上・粗利・営業利益・現預金・受注残・債権残を、月次経営会議に必要な「1枚」に集約し、資料作成の手作業を削減します。
  2. 予実分析: 部門、勘定科目、月次で予算との乖離を詳細に分析できます。Excelで管理している予算も「Passwork」で自動取り込みが可能です。
  3. 財務分析(PL/BS): 月次推移、部門別、前年同月比、構成比など、標準帳票では難しい柔軟な組み替えにより、財務状況を多角的に把握できます。
  4. 債権・入金(AR): エイジング(債権の期間別残高)、得意先別未回収、回収予定、滞留アラートを表示し、資金繰りに直結する情報を毎日可視化します。
  5. 受注・売上分析: 受注残の推移、得意先別・商品別の売上と粗利率を可視化。経営層は月次で、現場は日次で状況を把握できます。

業種別オプション2本

  1. 在庫・原価(商社・製造業向け): 在庫回転率、滞留在庫、ロケーション別の可視化により、在庫管理を最適化します。
  2. プロジェクト会計(サービス業向け): プロジェクト別の収益、稼働、利益率を分析し、プロジェクトの採算性を明確にします。

これらのダッシュボードはテンプレートとして提供され、企業の業務に合わせて調整されます。データの取り込み・変換は「Passwork」が、統合されたデータの正確性は「NAYOSEL」が継続的に維持します。

3. 導入から定着までの共同支援

RICE CLOUDがNetSuite側の業務設計、導入、定着を、PraztoがSalesforce側の設計、データ連携、可視化を担当します。両社が連携し、一社の顧客をERP側とCRM側の両面から同時に支援する体制を構築することで、導入から運用までを一貫してサポートします。

一社のお客様を、ERP側とCRM側の両面から同時に支援する提携の役割分担

導入メリットと活用シーン

本ソリューションの導入により、情報システム担当者やDX推進担当者は以下のメリットを享受できます。

  • データに基づいた迅速な意思決定: ERPとCRMの横断的なデータ分析により、経営層はより正確でタイムリーな経営判断を下せるようになります。

  • 業務効率の向上: 手作業でのデータ統合や資料作成が不要となり、データガバナンスが強化されます。

  • 顧客理解の深化: 顧客ごとの商談状況から受注、売上、入金までの一連の流れを把握し、顧客へのきめ細やかなアプローチが可能になります。

  • システムの有効活用: NetSuiteとSalesforce、そしてTableauといった各システムの価値を最大限に引き出すことができます。

今後の展開

両社は、今回の「NetSuite経営Tableauダッシュボードパック」を基軸として、NetSuite導入企業向けのデータ統合・可視化の「型」を共同で整備し、対象業種や対応データを順次拡大していく予定です。

第2弾では、「NAYOSEL」による統合IDを土台に、Salesforceの商談がNetSuiteの受注・請求・入金にどう繋がったか、顧客ごとの全体像、得意先別の採算といった、ERPとCRMを掛け合わせた時にだけ見える指標への拡張が計画されています。

さらに、ERP導入・移行時に直面する取引先・得意先マスターの重複や表記揺れの診断とクレンジング、周辺システムとのデータ連携、統合後のマスターの正しさを保ち続ける継続的なデータ品質の維持など、ダッシュボードで「見える」ようにするだけでなく、その土台となるデータそのものを整え、保つ領域まで支援範囲を広げていくとのことです。

提供企業について

株式会社RICE CLOUD

「SaaS×アジャイル導入のプロフェッショナル集団」として、Oracle NetSuiteやMicrosoft Dynamics 365などのERP・SaaS導入支援、業務設計、定着支援を提供しています。300社を超える導入実績と、停滞したERPプロジェクトのリカバリー実績を持っています。

株式会社Prazto

「データを整え、保ち、人とAIに使わせる」をテーマに、Agentic ETL「Passwork」、AI名寄せ・顧客データ統合クラウド「NAYOSEL」を提供しています。350社以上のデータ連携・分析基盤構築の支援実績を持ち、Salesforce Japan PARTNER AWARD 2022「Emerging Partner of the Year -Consulting-」を受賞しています。

本件に関するお問い合わせ

本ソリューションにご興味をお持ちの企業は、以下の窓口までお問い合わせください。