JAPAN AIとCONOC、建設業の業務効率を革新するAIエージェント「ゲンバフォトAI」「ゲンチョウAI」を提供開始

JAPAN AIとCONOC、建設業の業務効率を革新するAIエージェント「ゲンバフォトAI」「ゲンチョウAI」を提供開始

建設業界のDXを加速するAIエージェント2種が登場

日本の基幹産業である建設業界は、市場規模52兆円を誇る一方で、DX導入率が20.7%に留まり、AI活用率はわずか9.4%という現状にあります(独立行政法人情報処理推進機構(IPA)「DX白書」図2-6よりhttps://www.ipa.go.jp/publish/wp-dx/gmcbt8000000botk-att/000108043.pdf、帝国データバンク「生成AIの活用状況調査」より[https://www.tdb.co.jp/resource/files/assets/d4b8e8ee91d1489c9a2abd23a4bb5219/ed8435fc5bfc428c807c0568f5ecf53a/p240802.pdf](https://www.tdb.co.jp/resource/files/assets/d4b8e8ee91d1489c9a2abd23a4bb5219/ed8435fc5bfc428c807c0568f5ecf53a/p240802.pdf)。就業者の高齢化や人手不足に加え、2024年4月に適用された時間外労働の上限規制(いわゆる「2024年問題」)は、限られた人員で業務を効率的に回す仕組み作りを急務としています。

こうした背景を受け、JAPAN AI株式会社(以下JAPAN AI)と株式会社CONOC(以下CONOC)は共同で、建設業向けAIエージェント「ゲンバフォトAI」と「ゲンチョウAI」の2種を開発し、2026年9月1日より提供を開始することを発表しました。本サービスは、CONOCの持つ建設業務の深い知見と、JAPAN AIのAI開発基盤「JAPAN AI STUDIO」を組み合わせることで実現しました。

conoc X JAPAN AIロゴ

建設現場の日常業務をAIが自動化

今回提供されるAIエージェントは、建設現場で特に負担が大きいとされる「写真整理」と「現地調査の記録」という、工事そのものではないが不可欠な業務の自動化に特化しています。

1. ゲンバフォトAI:現場写真の自動分類と写真台帳作成

「ゲンバフォトAI」は、建設現場で撮影された大量の写真を効率的に管理するためのAIエージェントです。写真をアップロードするだけで、AIが以下の情報を自動で判定し、写真台帳を生成します。

  • 工種(こうしゅ):工事の種類や工程を分類する項目。

  • 撮影タイミング:施工前、施工中、施工後などの時期。

  • 撮影対象:何が写っているか。

さらに、写真に写り込んでいる工事黒板の記載内容も読み取り、判定結果をもとに写真台帳を自動で生成・出力します。作成された台帳は一覧で管理でき、後からの修正も可能です。

活用シーン・メリット:

  • 業務負担の軽減:これまで手作業で行っていた写真の分類や台帳作成にかかる時間を大幅に削減できます。

  • 作業の効率化:AIが下書きを作成することで、人間は内容の確認と最終判断に集中できるようになります。

  • ヒューマンエラーの削減:分類ミスや記載漏れのリスクを低減し、記録の正確性を向上させます。

ゲンバフォトAIの画面イメージ

2. ゲンチョウAI:現地調査の記録作成支援

「ゲンチョウAI」は、現地調査時の記録作成を支援するAIエージェントです。現地で録音した音声と手入力の情報を組み合わせ、調査シートの下書きを自動作成します。

  • 確認漏れの抑制:調査項目の中で、記録されていない項目をAIが検知し提示することで、確認漏れを防ぎます。

  • 出力形式:作成した調査シートはExcelやPDF形式で出力可能です。

活用シーン・メリット:

  • 記録作成時間の短縮:録音音声からの情報抽出とシート下書き作成により、記録作業の効率が向上します。

  • 記録の精度向上:未記録項目の提示機能により、調査内容の網羅性が高まります。

  • 対象事業者:工務店や内装・リフォーム工事を手がける事業者に特に有用で、今後対応領域を順次拡大していく予定です。

ゲンチョウAIの画面イメージ

提供概要と今後の展望

対象企業と提供形態

本サービスは、CONOCが提供する「CONOC建設業クラウド」をご利用の企業のうち、対象を限定して提供が開始され、順次拡大されます。稼働環境はJAPAN AIのAI開発・運用プラットフォーム「JAPAN AI STUDIO」上で、CONOC建設業クラウドの画面に設置されたボタンから利用可能です。利用にはJAPAN AI STUDIOのアカウント発行が必要となります。

なお、本サービスが生成する分類結果や調査シートはあくまで「下書き」であり、内容の確認と最終的な判断は利用者側で行う必要があります。

将来の展開

JAPAN AIとCONOCは、今後もCONOC建設業クラウドとJAPAN AI STUDIOのシステム連携を継続的に強化し、AIエージェントが業務データを参照しながら動作する環境を整備していくとしています。さらに、見積・原価・工程・請求といった建設業務の多様な領域を対象としたAIエージェントの開発も共同で進める計画です。

今回の業種特化型AIエージェント開発で得られた知見を活かし、建設業をはじめとする各産業へのAI実装を推進し、日本におけるAI活用の普及と発展に貢献していく方針です。

提供開始日

2026年9月1日(火)

提供主体

株式会社CONOC

企業情報

  • 株式会社CONOC

    • 建設業向けクラウドサービスを提供し、「建設業界の常識を、ひっくり返す。」をコーポレートステートメントに掲げています。

    • URL: https://conoc-dx.co.jp/company/

  • JAPAN AI株式会社

    • 「AIで持続可能な未来の社会を創る」をPurpose(存在意義)に掲げ、企業の生成AI活用支援、AIソリューションの開発・運用を通じて、多様な業界の業務効率化と生産性向上を推進しています。

    • AI開発・運用プラットフォーム「JAPAN AI STUDIO」を提供。

    • JAPAN AI STUDIO サービスサイト: https://japan-ai.co.jp/studio/

    • URL: https://japan-ai.co.jp/