PKSHAグループが「AI Powered PMO」を提供開始 — 大規模プロジェクトの情報連携とコスト課題をAIで解決

PKSHAグループが「AI Powered PMO」を提供開始 — 大規模プロジェクトの情報連携とコスト課題をAIで解決

PKSHAグループ、AIでPMO業務を変革する「AI Powered PMO」を提供開始

大規模なシステム開発や更改プロジェクトにおいて、情報システム担当者やDX推進担当者が直面する課題の一つに、PMO(Project Management Office:プロジェクト管理を担う専門組織およびその担当者)業務の効率化とコスト最適化があります。この課題に対し、株式会社PKSHA Technology(以下、PKSHA)と株式会社X Capitalは、AIを活用した「AI Powered PMO」の共同提供を2026年8月より開始しました。

「AI Powered PMO」は、AIと人が協働して業務を行うPKSHAの「AI Powered Worker」をPMO領域に展開したサービスです。組織に蓄積された知見(組織知)をAIで活用することで、プロジェクト横断での情報整理・連携工数を大幅に削減し、プロジェクト遅延リスクの低減とPMOコストの構造的な削減を目指します。

PKSHA TECHNOLOGY

AI Powered PMOとは?3つの主要機能と価値

本サービスは、PKSHAが培ってきたAI開発の知見と、X Capitalが大規模案件で蓄積したPMO実務・BPR(Business Process Re-engineering:業務改革)の知見を融合しています。AIエージェントとPMOが連携し、主に以下の3つの価値を提供します。

1. PM判断に必要な情報取りまとめ・整理作業の自動化

AIエージェントが、タスクチケット、議事録、チャットなど、プロジェクト内に分散する一次情報を自動で収集・整理します。記載不足や更新漏れに対する確認・フォローもAIエージェントが実施するため、人が手動で追いかけることなくデータが整備されます。これにより、重要課題の抽出や進捗レポートの作成が自動化され、PMO担当者は情報の収集・転記といった定型業務から解放され、本来注力すべきプロジェクトガバナンス(統制)や意思決定業務にリソースを集中できるようになります。

2. 連携漏れ・論点の検討漏れの防止

これまで担当者個人の技量や経験に依存していた領域間の情報連携を、AIエージェントが支援します。特定の領域での決定事項や仕様変更が他領域に与える影響をAIエージェントが自動で検知し、「誰に・何を・いつ」連携すべきかを判断の背景となる根拠とともにレコメンドします。これにより、連携漏れや論点の検討漏れを防ぎ、手戻りや判断の遅れによるプロジェクト遅延リスクを低減します。

3. PMOコストの構造的な削減

上記1、2の業務(情報の収集・整理・フォロー・連携)をAIエージェントに移管することで、プロジェクトあたりに必要なPMO工数・人員数を最適化します。これは単なる人員削減にとどまらず、PMOの役割を「情報を集めて整える仕事」から、品質分析・リスクマネジメント・プロジェクトガバナンスといった高付加価値業務へと転換させる、コスト構造の組み替えを意味します。プロジェクト規模が拡大してもPMOコストが比例して膨らまない構造を実現し、SI企業にとっては案件あたりの収益性改善、事業会社にとってはPMO外注依存からの脱却と内製化の推進につながります。

解決できる課題と導入メリット

国内のPMO市場は2030年には約1.6兆円規模へ拡大すると予測されており、大規模なシステム開発・更改案件では、多数のプロジェクトが並走し、数百人から数千人規模のステークホルダー(利害関係者)が存在します。このような状況下では、プロジェクト全体のガバナンス維持が極めて重要です。

現状、多くの企業ではPMOを大量に起用することでこの課題に対処していますが、その人件費は莫大であり、プロジェクト費用の膨張や収益の圧迫を招いています。また、情報伝達が縦割り・ボトムアップ型であるため、全体を統括する責任者への情報連携に多大なコストがかかり、担当者個人の力量に左右される情報伝達は伝達漏れや論点の見落としを引き起こし、プロジェクト遅延や重大なリスクの見落としにつながるケースも少なくありません。

「AI Powered PMO」は、これらの課題に対し、AIエージェントが情報収集・整理・伝達の大部分を担うことで、PMOの人的リソースを意思決定や課題解決といった高付加価値業務に集中させます。これにより、プロジェクトの品質向上とコスト最適化を両立させることが可能になります。

対象となる企業・プロジェクト

本サービスは、大規模なシステム開発・システム更改案件を抱えるSI企業や事業会社が主な対象です。特に、複数のプロジェクトが並行して進行し、多数のステークホルダーが存在するような環境で、PMO業務の効率化とプロジェクトマネジメントの品質向上を目指す企業にとって有効なソリューションとなります。

今後の展望

PKSHAとX Capitalは、「AI Powered PMO」の成果をもとに、PMOコストの適正化とプロジェクト品質の向上を目指し、対応可能なプロジェクト規模や業種の拡大、継続的な機能拡張に取り組むとしています。将来的には、AIエージェントが各チームの議論内容を音声解析し、プロジェクトリスクやチーム間での認識齟齬を自動でメンションする機能の拡充も計画されています。これにより、プロジェクト工期短縮と品質担保の両立を目指し、AIエージェントが単なる情報整理にとどまらず、組織の知見を理解した上でプロジェクト全体の状況を見通し、チームの気づきを支える存在として機能することを目指しています。

PKSHAは「未来のソフトウエアを形にする」というミッションのもと、AIと人が協働する「AI Powered Worker」を様々な業種・職種で広げ、人が担うべき業務に集中し、より本質的な仕事に向き合える未来を目指しています。

提供企業と問い合わせ先

株式会社PKSHA Technology

「未来のソフトウエアを形にする」をミッションに、自然言語処理技術などの独自技術を活かしたAIの研究開発と社会実装に取り組んでいます。

株式会社X Capital

「日本経済に、パラダイムシフトを。」をビジョンに掲げるAIコンサルティングファームで、クライアントのAI活用戦略の策定から、業務プロセスの再設計・実装・運用改善までを一気通貫で支援しています。

本件に関するお問い合わせ

  • pr@pkshatech.com