IBM i 環境の帳票業務をデジタル化:電子化から保管・共有まで一気通貫で効率化

IBM i 環境の帳票業務をデジタル化:電子化から保管・共有まで一気通貫で効率化

連携ソリューションで実現すること

本連携では、アイエステクノポートのIBM i向け帳票ソリューション「UT/400-iPDC」と、キヤノンMJのクラウドサービス「DigitalWork Accelerator」が連携します。これにより、IBM i(製造業や流通業などで広く利用されている基幹業務プラットフォーム)から出力された帳票データをPDF化し、電子保管、取引先への連携、さらには将来的なデータ利活用までをシームレスに実現します。

IBM i UT/400-iPDCとDigitalWork Acceleratorの連携イメージ

解決できる課題と導入メリット

これまでIBM i を活用する多くの企業では、請求書や納品書などの帳票を紙で出力・管理する業務が長年にわたり行われてきました。ドットプリンターの終息などを背景に電子化ニーズが高まる一方で、電子帳簿保存法への対応、タイムスタンプやeシール(法人が作成した電子文書の発行元と非改ざん性を証明する電子署名のようなもの)による文書の真正性(データが改ざんされていないことや、作成者が本物であること)確保が重要視されています。

しかし、電子化の推進には、追加システムやサーバー環境の構築・運用が必要となるケースもあり、導入や運用の負荷がハードルとなっていました。

この連携ソリューションは、以下のメリットを提供し、これらの課題を解決します。

1. 帳票業務の一気通貫なデジタル化

ホストから出力された帳票データを「UT/400-iPDC」でPDF生成し、「DigitalWork Accelerator」が自動で保管、共有、検索、そして取引先への連携までを一連の流れで実現します。自動連携により、二重登録や手作業が削減され、現場の負担を大幅に軽減します。

2. IBM i 環境を活かしたスムーズな移行

「UT/400-iPDC」はIBM i 環境に最適化された帳票PDF化ソリューションであり、追加の帳票生成サーバーを必要としません。これにより、システム構築・運用負荷を抑えながら、紙中心の運用から電子帳票へのスムーズな移行を推進できます。

3. 安全性の高い企業間取引を実現

「DigitalWork Accelerator」上で帳票を一元管理することで、取引先とのデータ授受をメール添付に頼らない安全な形で実現します。タイムスタンプ(電子データがある時刻に存在し、それ以降改ざんされていないことを証明する技術)やeシールの付与により文書の真正性を証明し、電子帳簿保存法への対応や企業間取引の信頼性向上を支援します。

各ソリューションの概要

UT/400-iPDCについて

「UT/400-iPDC」は、IBM Power Systemsに搭載されているIBM i上で稼働する基幹系帳票のアウトプット・ソリューションです。ホスト側で出力された帳票(スプール)をIBM i内でPDF化し、印刷やメール配信、データ転送などの多彩なオプションと組み合わせて使用することで、帳票の電子化や業務改善、効率化を推進します。専用サーバー不要で、導入前の改修作業もほとんど不要なため、すでに450社以上の多様な業種の企業で利用されています。

詳細はこちら:株式会社アイエステクノポート

DigitalWork Acceleratorシリーズについて

「DigitalWork Accelerator」シリーズは、電子帳簿保存法に対応した電子取引管理サービス、請求書受取サービスに加え、業務別アプリケーション・業種向けサービスを連携させることで、DX推進と業務変革を支援するクラウドサービスです。企業の「情報資産」であるドキュメントを安全に管理・保存し、多様な手段で適切に分類・検索できる環境を提供します。

DigitalWork Acceleratorシリーズのシステム構成図

詳細はこちら:DigitalWork Accelerator ホームページ

セキュリティと信頼性

タイムスタンプとeシール

「DigitalWork Accelerator 電子取引管理サービス」は、総務大臣により認定された「アマノタイムスタンプサービス3161」を使用しています。また、eシールにはサイバートラスト社が提供するJIPDECの認証を取得した「iTrust eシール用証明書」と「iTrust リモート署名サービス」を使用しており、文書の真正性を確保します。

タイムスタンプのイメージ

eシールのイメージ

JIIMA認証とISO27017認証

「DigitalWork Accelerator 電子取引管理サービス」は、公益社団法人日本文書情報マネジメント協会(JIIMA)の「電子書類ソフト法的要件認証制度」「電子取引ソフト法的要件認証制度」「電帳法スキャナ保存ソフト法的要件認証制度」による製品認証を取得しています。これにより、電子帳簿保存法に対応するための法的要件を満たしているため、安心して利用できます。

JIIMA認証ロゴ

さらに、ISMSクラウドセキュリティに関する国際標準規格「JIP-ISMS517-1.0(ISO/IEC 27017)」のクラウドセキュリティ認証も取得しており、厳格な情報セキュリティ管理体制を構築しています。認証範囲は以下のウェブサイトから確認できます。

ISO認証機関のウェブサイト

ISO27017認証ロゴ

対象企業と提供形態

本ソリューションは、IBM i を基幹業務プラットフォームとして利用している製造業や流通業をはじめとする、帳票業務のデジタル化、ペーパーレス化、電子帳簿保存法対応を推進したいと考えているすべての企業が対象です。「DigitalWork Accelerator」はクラウドサービスとして提供されるため、新たなサーバー構築は不要です。

料金については、個別のお問い合わせが必要です。

お問い合わせ先

本ソリューションに関するご質問やご相談は、以下までお問い合わせください。

キヤノンマーケティングジャパン株式会社 デジタルドキュメントサービス企画部
dwainfo@canon-mj.co.jp

企業情報

キヤノンマーケティングジャパン株式会社

キヤノンマーケティングジャパングループは、キヤノン製品事業とITソリューション事業を組み合わせ、事業を通じた社会課題の解決に取り組む「未来マーケティング企業」です。

https://corporate.jp.canon/

株式会社アイエステクノポート

アイエステクノポートは、IBM i 向けパッケージソフトウェアの自社開発・販売を行っており、30年以上にわたる開発・営業経験を活かし、IBM i ユーザーの課題解決を支援しています。

https://www.istechnoport.com/

この連携を通じて、キヤノンMJとアイエステクノポートは、IBM i 環境における帳票業務のデジタル化を強力に推進し、企業のDX実現に貢献していきます。