ショウワノート、SAP Cloud ERP導入で基幹システムを刷新 – 変化に柔軟な経営基盤を構築

ショウワノート、SAP Cloud ERP導入で基幹システムを刷新 – 変化に柔軟な経営基盤を構築

老朽化した基幹システムを刷新し、変化に強い経営基盤を構築

ショウワノートでは、長年にわたり利用してきた基幹システムの老朽化と硬直化が課題となっていました。これにより、事業環境の変化への迅速な対応が困難になり、データ活用の高度化や業務効率の向上も求められていました。また、サーバー保守の終了が迫る中で、安定運用の継続に加え、将来の事業拡大や業務変化に対応できる拡張性の確保も喫緊の課題でした。

これらの背景を受け、ショウワノートは基幹システムを刷新し、業務の標準化と効率化を通じた業務改革に取り組むことを決定。伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC)は、このプロジェクトにおいて、クラウド型ERP「SAP® Cloud ERP(Public Edition)」の導入支援を開始しました。本プロジェクトは2027年6月の本番稼働を目指しています。

SAP® Cloud ERPとSAP® BTPで何ができるか

主要機能と標準機能の活用

本プロジェクトでは、生産管理、販売管理、購買・在庫管理、倉庫管理、会計管理の5つの主要業務領域を対象に、SAP Cloud ERPが備える業界標準のベストプラクティス(最優良事例)を活用します。これにより、既存業務の見直しを行い、標準機能を最大限に活用した業務プロセスを整備します。

「クリーンコア」による柔軟な拡張性

システムの標準性を維持しながら拡張性を確保する「クリーンコア」の考え方に基づき、将来の機能拡張や事業環境の変化に柔軟に対応できる経営基盤を構築します。クリーンコアとは、基幹システム本体(コア)を標準機能で維持し、固有の要件や拡張機能は外部システムやプラットフォームで実現するアプローチです。これにより、コアシステムのアップグレードや保守が容易になり、変化への柔軟性が高まります。

固有業務への対応と周辺システム連携

ショウワノートの主力製品である学習帳や文具に関わる固有業務、特にアニメ作品やキャラクターとのコラボレーションにおける版権管理など、ライセンス契約条件に応じた個別管理が必要な機能は、CTCの開発ノウハウを活かして実現されます。また、受注や人事管理といった周辺システムや外部アプリケーションとの連携機能は、SAPのクラウド基盤である「SAP® Business Technology Platform(SAP® BTP)」を活用して開発されます。SAP BTPは、アプリケーションの開発やシステム間の連携、データ管理、分析、AI機能などを提供するクラウドプラットフォームです。

ショウワノートの基幹システム刷新イメージ

解決できる課題と導入メリット

業務プロセスの可視化・標準化

今回のシステム刷新により、業務プロセスの可視化と標準化が進められ、担当者ごとに異なっていた作業手順や処理結果のばらつきが抑制されます。

データの一元管理と活用

販売、在庫、会計などに分散していたデータが一元管理されることで、部門を横断したデータ活用が促進され、経営判断の迅速化に貢献します。

運用負荷の軽減と拡張性

システム運用負荷が軽減されるとともに、継続的な機能更新が容易になるため、法制度の改正や業務要件の変化にも柔軟に対応できる仕組みが実現します。

利便性の向上と自律的な運用体制

スマートフォンやタブレットからも利用できる環境が整備され、業務データの入力や参照の利便性が高まります。さらに、ショウワノートの担当者が自律的にシステムを運用・保守できる体制づくりと人材育成も支援されます。

対象企業規模と提供形態

SAP Cloud ERP(Public Edition)は、パブリッククラウド環境で提供されるため、事業規模や利用状況の変化に応じた柔軟な運用が可能です。これは、特に成長を続ける企業や、事業構造の変化が予測される企業にとって大きなメリットとなります。提供形態はクラウド型ERPであり、初期投資を抑えつつ、常に最新の機能を利用できる点が特徴です。

セキュリティと連携

SAP Cloud ERPおよびSAP BTPは、SAPが提供する信頼性の高いクラウドサービスであり、厳格なセキュリティ基準に準拠しています。SAP BTPを活用した「クリーンコア」アプローチにより、周辺システムとの連携機能を基幹システム本体から分離することで、システム変更による影響を抑え、安定稼働を支援します。

導入スケジュールと問い合わせ方法

本プロジェクトは2027年6月の本番稼働を目指し、現在進行中です。

本プロジェクトに関する詳細や、SAP Cloud ERP、SAP BTPの導入にご興味のある方は、以下の伊藤忠テクノソリューションズ株式会社のウェブサイトをご参照ください。