Advantechの16チャネル産業用LoRaWANゲートウェイ「WISE-6610P」がマウザーで販売開始

Advantechの16チャネル産業用LoRaWANゲートウェイ「WISE-6610P」がマウザーで販売開始

Advantech WISE-6610Pで何ができるか

WISE-6610Pは、長距離・低消費電力で通信が可能な無線技術であるLoRaWAN(ローラワン)プロトコルに対応した産業用ゲートウェイ(異なるネットワーク間でデータを中継する機器)です。この製品を導入することで、以下のようなメリットが期待できます。

  • 過酷な環境下での安定した通信: IP67等級(粉塵が完全に侵入せず、一時的に水没しても影響がないレベル)の堅牢な筐体設計により、屋外や工場などの厳しい気象条件、ほこり、湿度の高い環境でも安心して利用できます。動作温度範囲も−40℃~+75℃と広範囲に対応します。

  • 高密度なセンサーネットワークの構築: 16チャネルの無線通信に対応しているため、標準的な8チャネルモデルと比較して、より多くのパケット通信量と高密度なセンサーネットワークを効率的に運用できます。

  • 遠隔地でのデータ収集: イーサネット接続に加え、オプションでセルラー通信(携帯電話回線を利用した通信)によるバックホール(末端のネットワークと基幹ネットワークを接続する回線)にも対応しています。これにより、有線インフラが整備されていない遠隔地や広大な敷地でも、安定した接続を維持し、データを収集することが可能です。

  • 既存システムとのスムーズな連携: Modbus、OPC UA、BACnet/IP、MQTTといった多様な産業用プロトコルに対応しており、既存の産業用制御システムや設備との連携が容易です。これにより、エッジコンピューティング(データが発生する場所の近くで処理を行う技術)システムに必要な豊富な機能を提供します。

  • 開発効率の向上: Advantechの既存のソフトウェアエコシステムであるNode-REDやEdgeLinkをそのまま利用できるため、開発者は既存のワークフローを変更することなく、プロジェクトを拡張できます。

  • セキュアな通信環境: LoRaWANネットワークサーバー(LNS)を内蔵しており、デバイス上でLoRaWANデータを直接デコードできます。また、VPNトンネリングにも対応しているため、安全な通信環境を構築し、機密性の高いデータを保護します。

どんな課題を解決するか/活用シーン

WISE-6610Pは、特に以下のような課題を抱える企業や、特定の活用シーンでその真価を発揮します。

  • 工場やプラントの監視・制御: 生産ラインのセンサーデータ収集、設備の状態監視、予知保全など、工場内の様々なIoTデバイスからのデータを統合し、効率的な運用を実現します。

  • 広域インフラのモニタリング: 橋梁、道路、鉄道、ダムなどの社会インフラや、大規模な太陽光発電所、風力発電所といったエネルギー施設の遠隔監視において、過酷な環境下でも安定したデータ収集を可能にします。

  • スマートアグリカルチャー(スマート農業): 広大な農地における土壌センサー、気象センサー、作物の生育状況センサーなどからのデータを収集し、精密な農業を実現します。

  • スマートシティの構築: 都市インフラのセンサーネットワークを構築し、交通量監視、環境モニタリング、公共施設の効率管理など、多岐にわたるスマートシティアプリケーションを支えます。

  • DX推進におけるIoT基盤の強化: 複数の拠点や多様な設備からデータを収集し、一元的に管理・分析することで、新たなビジネス価値創造や業務効率化に貢献します。

対象企業規模

本製品は、産業用途、IoT、エッジコンピューティング、スマートアプリケーションを展開するあらゆる規模の企業に適しています。特に、過酷な環境下でのIoT導入を検討している製造業、建設業、エネルギー産業、農業、インフラ管理、自治体などが主なターゲットとなるでしょう。

セキュリティと連携

セキュリティ面では、VPNトンネリング機能により、データの送受信経路を暗号化し、不正アクセスや情報漏洩のリスクを低減します。また、ModbusやOPC UAなど、産業分野で標準的に利用されている様々なプロトコルに対応しているため、既存のFA(ファクトリーオートメーション)システムやSCADA(監視制御およびデータ収集)システムとの連携もスムーズに行えます。

料金・提供形態

Advantech WISE-6610Pは、グローバル正規販売代理店であるマウザー・エレクトロニクスを通じて提供されます。製品の詳細な価格や提供形態については、マウザーのウェブサイトから直接お問い合わせください。

導入・問い合わせ方法

本製品に関するお問い合わせや導入のご相談は、以下のマウザー・エレクトロニクス公式ウェブサイトから行うことができます。最新の製品情報や技術資料もウェブサイトで確認できます。