企業が直面する課題とDefRADシリーズが提供する解決策
近年、サイバー脅威は深刻化の一途をたどり、企業や組織にはより強固なセキュリティ規格への移行が求められています。一方で、認証方式や利用端末、ネットワーク機器の多様化により、認証・証明書運用は複雑になり、IT管理者の負担が増加しているのが現状です。
DefRADシリーズの最新バージョンは、これらの課題に対し、以下の解決策とメリットを提供します。
-
最高レベルの無線LANセキュリティ: WPA3 Enterprise 192-bit modeに対応することで、通信の盗聴や不正アクセスを徹底的に排除した、極めて安全なワイヤレス環境の構築を可能にします。
-
証明書運用の効率化: クライアント証明書のSAN対応やパスワード通知機能の追加により、証明書の発行から配布、インストールまでのワークフローがスムーズになり、IT管理者の運用負荷を軽減します。
-
柔軟な認証環境の構築: 多様な端末やネットワーク機器に合わせた認証環境を構築でき、既存のITインフラ環境を活かした導入が可能です。
-
多様な仮想基盤への対応: NutanixやProxmoxといった新たな仮想化環境に対応することで、より柔軟なシステム構築とインフラ最適化を支援します。
DefRADシリーズの主な新機能
今回のバージョンアップで追加された主な機能は以下の通りです。
1. WPA3 Enterprise 192-bit mode対応
現在最も堅牢なWi-Fiセキュリティ規格である「WPA3 Enterprise 192-bit mode」の必要要件である公開鍵暗号アルゴリズム「RSA-3072」や「ECDSA-384」、署名ハッシュアルゴリズム「SHA-384」の証明書発行に対応しました。これにより、金融機関や自治体、高度な機密情報を扱う企業など、特に高いセキュリティが求められる環境で、極めて安全なワイヤレス環境を構築できます。
2. クライアント証明書 SAN(Subject Alternative Name)対応
最新のAndroid端末などで従来の証明書では警告が表示されるケースがありましたが、本機能により、端末側が求める詳細な識別情報(SAN:サブジェクト代替名)を証明書に付与できるようになりました。これにより、ユーザーは接続エラーに煩わされることなく、スムーズかつ安全にネットワークに参加できます。
3. 追加アトリビュート対応
FortiGateやフレッツ・VPNゲートなど、特定のネットワーク機器が必要とする情報を返せるようになりました。これにより、ネットワーク機器との連携範囲が広がり、ネットワーク設計の自由度が向上します。
4. TLS 1.3対応
EAP認証における最新プロトコル「TLS 1.3」をサポートしました。TLS 1.3は、インターネット上でデータを安全にやり取りするための暗号化通信プロトコル(Transport Layer Security)の最新バージョンで、より新しいセキュリティ要件への対応を可能にします。
5. クライアント証明書パスワード通知機能追加
証明書発行ワークフローの完了通知メールにパスワードを記載するオプションが追加されました。これにより、管理者の手間が削減され、証明書の申請、配布、インストールまでのワークフローがスムーズになり、ユーザーの利便性も向上します。
6. NetNebulas-VA DefRADの仮想基盤にNutanixおよびProxmox環境を追加
仮想アプライアンス「NetNebulas-VA DefRAD」は、従来のVMware、Hyper-V、AWSに加え、新たにNutanix AHVおよびProxmox環境に対応しました。これにより、より多様な仮想基盤への導入や、既存環境を活かした柔軟なシステム構築、インフラ最適化のニーズに応えることができます。
対象企業・組織と活用シーン
本製品は、特に以下のような企業・組織の情報システム担当者やDX推進担当者におすすめです。
-
金融機関や自治体、機密情報を扱う企業: 最高レベルの無線LANセキュリティを求める場合。
-
無線LAN環境のセキュリティ強化を検討している企業: WPA3 Enterprise 192-bit modeへの移行を視野に入れている場合。
-
証明書管理の運用負荷軽減を課題としている企業: 証明書の発行・配布プロセスを効率化したい場合。
-
多様なネットワーク機器との連携を強化したい企業: ネットワーク設計の自由度を高めたい場合。
-
仮想環境でのRADIUSサーバ導入を検討している企業: NutanixやProxmox環境での導入を希望する場合。
提供形態と導入について
DefRADシリーズは、アプライアンスサーバとして提供される他、仮想アプライアンス「NetNebulas-VA DefRAD」として様々な仮想基盤に対応しています。製品の詳しい仕様やスペックについては、以下の製品紹介ページをご参照ください。
本製品は2026年9月より提供が開始されます。最新のセキュリティ要件に対応し、運用負荷を軽減するDefRADシリーズは、これからのRADIUS認証基盤のスタンダードとなるでしょう。
