データに基づいた意思決定を支援する「MACT INTELLIGENCE™」
株式会社Massive Actは、AIマーケティングインテリジェンス「MACT INTELLIGENCE™」の中核技術について特許(特許第7905150号)を取得しました。この特許は「統合因果予測に基づく施策決定システムおよび施策決定方法」に関するもので、令和8年8月5日に登録されています。
MACT INTELLIGENCE™は、単に将来を予測するAIではなく、顧客データから将来の顧客価値を予測し、施策を実行した場合の価値変化、その実現可能性、および施策コストを統合的に評価します。これにより、限られた予算の中で「次にどの施策を選択すべきか」という意思決定そのものを支援する点が大きな特徴です。
AIの活用が一般化する中で、企業における次の競争軸は「何を生成できるか」から「どれだけ質の高い意思決定につなげられるか」へと移行するというMassive Actの考えに基づき、この「Decision Intelligence」(意思決定インテリジェンス)の概念をマーケティング領域に実装する独自のAIアーキテクチャとして開発されました。

企業が直面する「データはあるが意思決定につながらない」課題の解決
多くの企業は、広告媒体の配信データ、CRM(顧客関係管理)、購買履歴、Web行動、EC、契約情報、顧客属性、LTV(顧客生涯価値)など、膨大なデータを保有しています。しかし、これらのデータが異なるシステムや部門に分散しているため、「どのチャネルへ予算を増やすべきか」「どの顧客へ何を提案すべきか」「短期CPA(顧客獲得単価)と中長期LTVをどう評価すべきか」といった重要な意思決定が、担当者の経験や個別レポートの比較に委ねられがちです。
Massive Actは、こうした状況を「企業にデータがない」のではなく、「データから意思決定へ至る構造がない」という課題と捉えています。MACT INTELLIGENCE™は、この「ラストワンマイル」をAIと数理モデルによって接続し、データと意思決定のギャップを埋めることを目指しています。
MACT INTELLIGENCE™が提供する4つのステップ
MACT INTELLIGENCE™は、顧客価値予測から施策評価・決定、そして生成AIによる提案生成までを一連の流れで統合します。従来のAI活用が個別の機能に特化していたのに対し、このシステムは意思決定までを一気通貫で支援します。
- Predict ― 顧客価値を予測する
顧客属性、行動履歴、広告やCRMなどのイベント情報から、顧客の将来価値を予測します。さらに、特定の施策を実行した場合に顧客価値がどの程度変化するかを推定します。 - Evaluate ― 施策の実現可能性と投資効率を評価する
顧客価値の変化量と、施策が顧客価値に寄与する程度を示す「感応度情報」などから、施策効果の実現確率を算出します。その上で、「顧客価値の変化量 × 実現確率 ÷ 施策コスト」という考え方に基づき、施策候補の投資する価値を評価し、比較可能な形へ変換します。 - Decide ― 予算制約の中で「実行すべき施策」を決める
企業のマーケティング予算は有限です。評価された施策候補について優先順位をつけ、予算やその他の制約の中で実行すべき施策を決定します。これにより、AIの役割を「分析結果」から「実行すべき選択肢」へと一段階進めます。 - Generate ― AIによって、意思決定を具体的な施策へ変換する
数理的な分析・意思決定の後段に生成AIを配置します。企業固有のナレッジ、過去施策、商品情報、運用ルールなどを参照しながら、推奨施策、推奨理由、対象顧客、実行方法、評価KPI(重要業績評価指標)など、現場が行動できる具体的な粒度で提案を生成します。
企業固有の状況に合わせた「意思決定モデル」を設計
高性能なAIモデルの利用ハードルは低下していますが、企業にとって本当に難しいのは「自社のどのデータを使い、何を予測し、どのKPIで評価し、誰がどのように意思決定するのか」という設計です。MACT INTELLIGENCE™は、完成された汎用AIをそのまま導入するのではなく、導入企業ごとの状況に合わせた「意思決定モデル」を設計する思想を持っています。
具体的には、データ構造、BI(ビジネスインテリジェンス)・CDP(顧客データプラットフォーム)・CRM環境、LTVや粗利などのKPI体系、マーケティングチャネル、予算制約、意思決定プロセスに応じて、分析・評価・可視化の構造そのものを最適化します。データが完全に整備されていない企業に対しても、必要に応じてデータ統合やKPI設計、意思決定プロセスの再設計までコンサルティングとして支援できる点が、Massive Actの強みです。
今後の展開とMassive Actの展望
現在、MACT INTELLIGENCE™は、広告投資最適化、CRM高度化、EC成長設計の各領域への実装が進められています。今後は、確率的因果推論による「施策の理由」の可視化や、生成AIとのさらなる統合を通じて、企業の意思決定精度と成果の再現性を高めていく方針です。
Massive Actは、AIを業務効率化のためだけに利用するのではなく、顧客企業の意思決定そのものをアップデートする独自の技術開発と実装を強化し、データが企業成長の起点となる未来の実現を目指しています。
Massive Actについて
株式会社Massive Actは、「変革の起点を創る」をミッションに、統合デジタルマーケティングおよびDX(デジタルトランスフォーメーション)支援を通じて事業成長をデザインするデジタルコンサルティング・カンパニーです。事業成長のためのデータ統合、新規顧客獲得、顧客育成などのデジタルマーケティングをワンストップで提供しています。
-
代表取締役:高萩 遼介
-
所在地:東京都港区北青山一丁目2-3 青山ビル12階
-
事業内容:統合デジタルマーケティング支援、DX支援事業
