機能拡充の背景とPlatioの進化
「令和7年版 情報通信白書」によると、国内企業の約50%が生成AI(テキストや画像などを自動で生成する人工知能)の活用を進める方針であると回答しており、ビジネスにおけるAI活用は主流となりつつあります。このような状況下で、企業が独自に保有する現場データ、特に点検・保守・製造・物流などの現場で日々生成される記録や報告は、AIが自ら生み出すことのできない貴重な一次情報であり、企業固有の資産としてその重要性が再認識されています。
企業はこれらのデータをいかに活用し、業務の効率化やプロセスの高度化を図るかが、AI時代の成功の鍵となります。「Platio」は、企業内データのAI活用ニーズの高まりを受け、蓄積された現場データを即座にAIと連携できる機能を搭載。さらに、データ収集の簡略化や記録の容易化を実現する新機能を提供することで、現場主導のDX(デジタルトランスフォーメーション:デジタル技術を活用してビジネスモデルや業務プロセスを変革すること)を強力に後押しします。
注目の新機能と導入メリット
1. Webアプリ作成(2026年8月より提供)
「Platio」で作成したアプリを、モバイル端末だけでなくWebブラウザからも利用できるようになります。現場スタッフがモバイル端末で入力したデータが、事務所のPCに即座に反映・共有されるため、現場と管理部門間のタイムラグのない連携が可能になり、集計やデータ活用のシーンが広がります。これにより、データに基づいた迅速な意思決定が実現します。
2. Excel帳票出力(2026年8月より提供)
定型帳票のテンプレートをあらかじめ登録しておくことで、現場から収集したデータをボタン一つでExcel帳票として出力できます。日報や点検報告書など、収集した現場データに基づく帳票作成における転記・整形の手間を削減し、業務効率を大幅に向上させます。

3. MCPサーバー機能(AI新機能、2026年10月より提供)
PlatioにMCP(Model Context Protocol:生成AIツールと外部のデータやシステムを安全に直接連携するための技術)サーバー機能が搭載され、ClaudeやChatGPTなどの生成AIツールとPlatioを直接連携できます。これにより、蓄積したデータの直接集計や分析に加え、登録や更新も可能となります。AIを介して現場データと社内のあらゆるシステムを組み合わせて活用できるため、現場でしか得られないデータの価値をさらに高め、企業資産としての活用を後押しします。

4. AI音声対話入力(AI新機能、2026年10月より提供)
自然言語を用いて、音声でAIと対話するだけで、アプリの入力項目をAIが自動で埋める機能です。高所や狭所での作業中、あるいは道路点検など1箇所に留まることが難しい現場でも、ハンズフリーでの記録が可能になり、現場データの蓄積をさらに推進します。作業者の負担軽減とデータ入力の効率化に貢献します。

5. AIアプリ作成機能の強化(AI新機能、2026年10月より正式提供)
2026年2月よりベータ版として提供中のAIアプリ作成機能が正式提供されます。作りたいアプリを文章で説明したり、既存帳票の画像を添付したりするだけで、AIがアプリを自動生成し、チャット形式での修正指示にも対応します。これにより、プログラミングの知識がない担当者でも、より手軽に業務に合わせたアプリを作成できるようになります。
Platio新プランラインナップと料金体系
2026年8月3日には、AI時代の現場データ活用を見据えた新しい標準プラン「Basic」の提供が開始されます。これに合わせて、従来の「Standard」プランは「Lite」に名称が変更されます。
| プラン名称 | Lite | Basic | Premium | Enterprise |
|---|---|---|---|---|
| 価格(月額、税抜き) | 27,000円 | 57,000円 | 97,000円 | 210,000円 |
| 保存データ容量 | 10GB | 50GB | 100GB | 3TB |
| ユーザー数上限 | 100 | 200 | 500 | 1,000 (注1) |
| AIアプリ作成 (注2) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| AI音声対話入力 (注2) | ー | 〇 | 〇 | 〇 |
| MCPサーバー (注2) | ー | 〇 | 〇 | 〇 |
| Excel帳票出力 | ー | 〇 | 〇 | 〇 |
| ユーザー活動ログ | ー | 〇 | 〇 | 〇 |
| Web API (注3) | ー | 〇 | 〇 | 〇 |
| セキュリティ機能 (注4) | ー | ー | 〇 | 〇 |
| Webアプリ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
(注1) ユーザー数上限は、1,000ユーザーを超えて利用するプランも用意されています。
(注2) AIアプリ作成、AI音声対話入力、MCPサーバーは2026年10月以降に正式追加される機能です。
(注3) Web API(異なるソフトウェアやシステム間でデータをやり取りするためのインターフェース)はプランごとに上限値が異なります。
(注4) デバイス制限、二要素認証(Studio)、IPアドレス制限(アプリ、データビューアー、API)などが含まれます。
「Basic」プランでは、AI音声対話入力、MCPサーバー、Excel帳票出力、Web APIといった、現場データのAI活用と連携を強化する主要な新機能が利用可能になります。これにより、より広範な企業規模やDX推進のフェーズに対応できるようになります。
今後の展望と導入・問い合わせ方法
「Platio」は、これらの機能拡充を通じて、現場データの収集・蓄積・活用をワンストップで担い、現場の一人ひとりがデータとAIの力で業務を改善できる環境を提供していきます。AIネイティブ時代のアプリ作成を支援するプラットフォームとして、様々な企業のDX推進に貢献することが期待されます。
Platioに関する詳細情報や導入、お問い合わせについては、以下の公式サイトをご覧ください。
- Platio公式サイト: https://plat.io/
アステリア株式会社について

アステリア株式会社は、「ソフトウェアで世界をつなぐ」をコンセプトに、ヒト、モノ、オモイを「つなぐ」製品やサービスを提供するソフトウェア開発企業です。データ連携ツール「ASTERIA Warp」をはじめ、デジタルコンテンツプラットフォーム「Handbook X」、AI/IoTプラットフォーム「Gravio」などを提供し、DXや業務の効率化を推進しています。ブロックチェーン推進協会、ノーコード推進協会などの設立にも参画し、新しいテクノロジーの普及啓発にも取り組んでいます。
- アステリア株式会社公式サイト: https://jp.asteria.com/
