エクサウィザーズとテクノプロがAX人材育成で戦略的提携
株式会社エクサウィザーズとテクノプロ・ホールディングス株式会社は、AX(AIトランスフォーメーション)を推進する人材の育成に向けた戦略的提携に関する基本合意書を締結しました。この提携は、企業のAI導入・活用ニーズが急速に拡大する中で、現場実装を担う人材の確保と育成という共通の課題を解決することを目的としています。

AX人材育成プログラムとは?
この戦略的提携の核となるのが、エクサウィザーズが提供する「AX人材育成プログラム」です。このプログラムは、AI(人工知能)やDX(デジタルトランスフォーメーション)の基礎知識から、企業へのAI導入におけるクライアントワーク(顧客との協業)の手法、さらには最新のAIを活用したAI駆動開発(AIを利用してソフトウェア開発を効率化する手法)、OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)を通じた実践までを約半年間にわたり一貫して学べる内容となっています。
具体的には、まず「エクサベース DXアセスメント&ラーニング」によってプログラム参加者が選抜されます。その後、選抜された数十名のエンジニアを対象にプログラムが開始され、将来的にはテクノプロの全エンジニア約30,000名が受講することを目指しています。
どんな課題を解決できるのか?
企業がAIを導入し、業務プロセスを変革していくためには、単にAIツールを導入するだけでなく、それを使いこなし、現場に実装できる人材が不可欠です。しかし、多くの企業でこの「AIを現場に実装できる人材」、すなわちAX人材の不足が課題となっています。
このプログラムを通じて育成されたAX人材は、プログラム修了後、約8割がエクサウィザーズのAI開発案件に参画する予定です。これにより、エクサウィザーズとテクノプロが共同で顧客企業のAI実装や業務プロセス変革を推進し、企業の生産性向上と社会課題解決に貢献します。
テクノプロ側にとっては、グループが注力するデジタル要素技術に対応できる技術者の増加と、先端技術を組み合わせて顧客課題を解決するソリューションサービスの拡充という戦略目標の達成に直結します。一方、エクサウィザーズは、AIソリューションサービス事業における大規模な人材リソースを確保し、顧客へのAI実装ノウハウ提供を加速できるメリットがあります。
対象企業規模、料金・提供形態、セキュリティ・連携について
本提携は、テクノプロのエンジニアを育成し、エクサウィザーズのAIソリューションサービス事業にアサインすることで、顧客企業のAI導入を支援するものです。そのため、特定の企業規模を限定するものではなく、幅広い企業がAI導入・活用支援の恩恵を受けられると考えられます。
料金や提供形態については、プレスリリースには直接的な記載がありません。しかし、育成されたエンジニアがエクサウィザーズのAI案件に参画する形となるため、エクサウィザーズのAIソリューションサービスを利用する顧客企業が対象となるでしょう。セキュリティや既存システムとの連携についても、個別のAI開発案件の中で対応されると推測されます。
導入メリットと活用シーン
情報システム担当者やDX推進担当者にとって、この提携は以下のような具体的なメリットと活用シーンをもたらします。
-
AI導入・活用のスピードアップ: 経験豊富なAX人材がプロジェクトに加わることで、AIモデルの開発から現場への導入、運用までの期間を短縮できます。
-
現場実装力の強化: 理論だけでなく実践的なスキルを持つエンジニアが、企業の具体的な業務課題に対してAIを適用し、効果的なソリューションを構築します。
-
業務プロセス変革の実現: AIの導入を通じて、既存の業務プロセスのボトルネックを解消し、抜本的な効率化や新たな価値創造を支援します。
-
自社内のAIリテラシー向上: プロジェクトを通じて、社内の担当者がAIの活用方法や実装プロセスについて学ぶ機会を得られるでしょう。
両社の目指す未来
エクサウィザーズとテクノプロは、中長期的に約30,000名のAX人材を創出することを目指しています。この大規模な人材育成と協業を通じて、日本企業のAI実装スピードを加速させ、単なる業務効率化にとどまらず、社会全体の生産性向上という大きな課題に挑んでいく方針です。
関連情報
テクノプロ・ホールディングス株式会社
株式会社エクサウィザーズ
