QuollioのMCPサーバー機能とは?
株式会社Quollio Technologiesは、データとAIの活用を加速させるため、エンタープライズ企業向けのメタデータ運用プラットフォーム「Quollio Data Intelligence Cloud(以下、QDIC)」に新たな「MCPサーバー機能」を正式に提供開始しました。
このMCPサーバー機能は、Anthropic社が策定したオープン標準「Model Context Protocol(MCP)」に準拠しています。これにより、QDICに登録されているメタデータ(データに関するデータ。いつ作成されたか、誰が作成したか、どのような内容かなどの情報)を、外部のAIツール(LLMやAIエージェントなど)からリアルタイムで取得・更新することが可能になります。
解決する課題
生成AIの業務活用が広がる中で、データカタログ(企業内のあらゆるデータを一覧化し、検索・発見・理解を容易にするシステム)に蓄積されたメタデータをAIが直接参照・更新できないという課題がありました。また、メタデータの説明文生成やタグ付与といった作業は、これまで人手に依存しており、データ量が増えるにつれて運用コストが膨大になるという問題も顕在化していました。
MCPサーバー機能は、これらの課題を解消し、AIがQDICのメタデータを直接操作できる仕組みを提供することで、メタデータ管理と活用の効率化を実現します。
MCPサーバー機能でできること
MCPサーバー機能は、ClaudeをはじめとするMCP対応のLLM・AIエージェントと、QDICのメタデータをリアルタイムで連携させる「ブリッジ」として機能します。AIはQuollioがホストするMCPサーバーを通じて、以下の主要なメタデータ操作をAPI経由で自律的に実行できます。
1. アセット管理
テーブルやカラムといったデータ資産をキーワードで検索・一括取得し、説明文やプロパティ、アーカイブ状態などのメタデータをAIが読み書き・削除できる機能群です。
2. タグ管理
タググループ/親タグ/子タグの作成・編集・削除、およびアセットへのタグ付与までを一貫してAIが操作できます。これにより、データ分類やガバナンスルールに基づく自動タグ付けを支援します。
3. 統計・アクセスログ管理
テーブルやカラムのデータプロファイリング統計(件数・サイズ・平均値など)の書き込みや、アセットの閲覧履歴(アクセスログ)の取得を可能にする機能群です。
対応AIツール
本機能は、MCP対応のAIツールであれば原則として利用可能です。現時点では、以下のクライアントでの動作が確認されています。
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Claude Desktop
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Claude Code
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Gemini CLI
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Copilot Studio
導入メリットと活用シーン
MCPサーバー機能を通じてAIがQDICにアクセスできるようになることで、データスチュワード(組織内のデータ資産の品質、整合性、セキュリティを管理する責任者)の実務に大きく貢献します。
メタデータ整備の自動化
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説明文の一括生成: 新規データソース連携時、AIが大量のテーブル・カラムに対して説明文(論理名・description)を一括生成し、データスチュワードは内容のレビュー・修正・承認に集中できます。
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カタログ棚卸しの効率化: 組織再編やシステム統合で発生する重複・廃止アセットをAIが一覧化し、アーカイブ提案を行うことで、カタログの棚卸しを効率化します。
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カスタムプロパティの抜け漏れチェック: カスタムプロパティ(データオーナー、機密区分など)の抜け漏れをAIがチェックし、未入力箇所を優先的に埋めるよう支援します。
分類ルールの一貫適用
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タグ体系の設計・作成: 新規ドメインやプロジェクトの立ち上げ時に、AIとの対話を通じてタググループや親子タグの体系を設計・作成できます(例:業務ドメイン別、機微情報レベル別)。
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既存タグの棚卸し: 既存タグ体系の重複や命名不統一をAIが洗い出し、定期的な棚卸しに活用できます。
データ品質と利用状況の可視化
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デッド資産の特定: アクセスログから利用頻度の低い「デッド資産」をAIが特定し、アーカイブ候補としてデータスチュワードに提案します。
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重要資産の優先整備: 利用頻度の高い重要資産を優先してメタデータ整備・ドキュメント化する対象選定に活用できます。
カテゴリ横断的な活用
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自然言語検索によるセルフサービス化: ビジネス部門からの「このデータは何?」といった問い合わせに対し、自然言語検索でセルフサービス化し、データスチュワードへの問い合わせ自体を削減します。
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Human-in-the-loop運用: QDICのMetadata Lifecycle Manager(MLCM)と組み合わせることで、AIが提案したメタデータ変更(説明文・タグなど)を承認ワークフローに乗せる「Human-in-the-loop AI」(AIによる自動化と人間の判断・承認を組み合わせた運用モデル)を実現します。
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オンボーディング支援: 新任のデータスチュワードやビジネスユーザーのオンボーディングにおいて、Claude経由でカタログの使い方やデータの意味を対話的に学ぶことができます。
対象企業規模・提供形態・価格
本機能は、企業のメタデータとセマンティック(業務で使われる用語の意味や、概念同士の関係性)を統合的に運用・統制できる基盤を提供するQuollio Technologiesの「Quollio Data Intelligence Cloud」を契約しているエンタープライズ企業が対象です。
提供開始日は2026年8月26日で、オプション価格にて利用可能です。詳細については、Quollio Technologiesへ直接お問い合わせください。
今後の展望
Quollio Technologiesは今後、MLCMとの連携をさらに強化し、AIエージェントが提案したメタデータ変更が自動的にパイプラインに投入され、データスチュワードが承認・公開できる仕組みの実現を視野に入れています。AIと人間が協働するメタデータ運用基盤として継続的な機能拡張を行い、企業のデータ&AI活用を加速させていく方針です。

株式会社Quollio Technologiesについて
Quollio Technologiesは、企業・機関のデータガバナンス確立とAI活用の高度化を支援するデータテクノロジー・カンパニーです。大規模なメタデータ管理やデータカタログの構築を中心に、業務上の意味や関係を体系化するセマンティック管理までを実現する「Quollio Data Intelligence Cloud」を提供しています。
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会社名:株式会社 Quollio Technologies
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本社所在地:東京都港区芝大門2-1-16 +SHIFT SHIBADAIMON 1階
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代表取締役:松元 亮太
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事業内容:データインテリジェンスプラットフォーム「Quollio Data Intelligence Cloud」と設計・構築支援サービス「Quollio INTEGRAL」の提供
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