ネットワーク障害診断サービス「Sonarman」が一般販売開始 – 学校・企業の通信課題をパケット解析で解決

ネットワーク障害診断サービス「Sonarman」が一般販売開始 – 学校・企業の通信課題をパケット解析で解決

Sonarmanとは:熟練技術者がパケット解析で通信障害を解決

Sonarmanは、ネットワーク内に流れる信号を専用装置で収集し、熟練の日本人技術者がその信号を詳細に解析することで、障害の原因を特定し、具体的な改善提案までを行うネットワーク診断サービスです。

常設型パケットキャプチャー装置

例えば、「毎日同時刻にネットワークが遅くなる」といった事象が発生した場合、何が原因で発生しているのかを突き止め、その改善策を提供します。従来のネットワーク監視ツールでは、機器の稼働状況は把握できても、「なぜ遅いのか」「どこで問題が発生しているのか」といった根本的な原因特定や解決には至らないケースが多くありました。Sonarmanは、通信パケットを継続的に取得し、障害発生時の信号を解析することで、監視ツールでは発見が難しい障害原因を洗い出すことができます。

解決できる課題と具体的な導入効果

Sonarmanの導入により、以下のような具体的な効果が期待できます。

  • 利用者影響の最小化: 「つながらない」「遅い」といった問い合わせに対し、原因を早期に特定することで、業務や授業への影響を抑えられます。

  • 障害原因の切り分け時間短縮: 従来数時間を要していた原因切り分けが、最短30分程度まで短縮できた事例も確認されています。

  • 再発防止策の立案: 障害発生時の信号を保存し原因を特定することで、恒久対策につながる具体的な設定見直しや構成改善を提案します。

  • ベンダー間調整の効率化: 回線、無線LAN、端末、クラウドサービスなど複数要因が絡む複雑な障害でも、通信データの証跡(しょうせき)に基づいて切り分けできるため、保守ベンダーとの調整を迅速化できます。

時系列分析による各種ダッシュボード

特に、GIGAスクール構想において導入された無線画面転送装置「TrinityVision」(ミラキャスト、Airplay、Google/Edge castを1台で利用できる業務用ワイヤレス画面転送装置)の表示不具合の多くがネットワーク障害に起因していた背景から、本サービスは教育ICTの現場で高い効果を発揮すると考えられます。

TrinityVision

Sonarmanの主な特長と利用シーン

主な特長

  1. 常設型のパケットデータ収集による正常時との比較: 異常発生時のパケットデータを平常時の通信と比較することで、通常とは異なる状態や異常なパターンを素早く検出します。これにより、未知の障害や不審な挙動を早期に発見できます。
  2. 熟練技術者による高度なパケット解析: 日本人ネットワークエンジニアが通信パケットを詳細に解析し、障害原因を特定します。ログだけでは把握しづらいアプリケーションレベルの通信状況まで確認可能です。
  3. 障害発生前後の通信履歴を保存: 通信ログだけでは把握できない通信の流れを継続的に記録し、障害発生時の前後関係を正確に追跡できます。
  4. 学校・企業向けに最適: GIGAスクール環境、企業LANなど幅広い環境に対応します。CBT化された全国学力調査など、試験に耐えられるネットワークの安定性が求められる場面でも、ボトルネックとなる問題の把握や可視化により、改善施策の費用対効果を高めます。

想定される利用シーン

  • 無線LANが不安定になる原因調査

  • Zoom・Teams等の音声や映像品質低下の解析

  • 校務系・学習系ネットワークの通信品質診断

  • クラウドサービス接続遅延の原因分析

  • ベンダー間の切り分けが困難な障害対応

サービス提供形態と導入方法

Sonarmanでは、お客様のニーズに応じた複数の診断プランが用意されています。

健康診断とネットワーク診断

  • スポット診断: 問題の再現を期待しつつ、本サービスを一定期間設置します。障害発生時に通信データを解析し、診断レポートを提供します。再現頻度の高い通信障害の調査に適しています。

  • 定期診断: 月次・四半期単位でネットワーク品質を分析し、改善提案を実施します。障害の未然防止や、継続的な品質改善に活用できます。

  • 常時監視サービス: 常設型のパケットキャプチャ装置により常時通信パケットを収集・保存することで、後から障害に気づいた場合でも発生時点のデータから原因分析を行います。

  • PoC・段階導入: まずは1拠点からのPoC(概念実証)導入を行い、効果を確認した上で全社・全校展開へ拡張することも可能です。オフライン設置型、リモート解析型、ハイブリッド型など、環境に応じた導入方式を選択できます。

導入に際しては、お客様にネットワーク内に信号収集用の「ミラーポート」(ネットワークスイッチの特定ポートに流れる信号を、別のポートにコピーして出力させる仕組み)をご用意いただくだけで、すぐに利用を開始できます。

ミラーポート

収集したパケットデータは通常外部に持ち出すことはありませんので、セキュリティ面でも安心して利用できます。

設置イメージ

料金と対象組織

提供価格

オープン価格

想定導入先

本サービスは、以下のようなネットワーク運用課題を抱える組織に最適です。

  • GIGAスクールやMEXCBTを運用する自治体・教育委員会・学校法人

  • 中小企業の情報システム部門

  • 無線LANやクラウド利用が多いオフィス、コールセンター、商業店舗

  • 製造業、物流業など、通信品質が生産性に直結する企業

  • 保守運用を請け負うSIerや通信事業者

提供企業情報

  • 株式会社マトリックスコミュニケーションズ

    • 本社所在地:千葉市稲毛区天台1-3-11-202

    • 設立:2008年10月10日

    • 資本金:1,000万円

    • 代表者:松田 茂

  • 株式会社デベルアップジャパン

    • 代表者:園山 淳也

    • 業務内容:通信データ(パケット)解析調査と関連機器の企画開発

    • ウェブサイト:https://develup-japan.co.jp/