「暗黙のルール」を言語化する勤務表自動作成――西新潟中央病院と聖路加国際病院が実践を語るセミナー、11月6日開催

「暗黙のルール」を言語化する勤務表自動作成――西新潟中央病院と聖路加国際病院が実践を語るセミナー、11月6日開催

勤務表づくりの属人化に、二つの病院の実践から迫る

医療現場の勤務表は、限られた人員で24時間体制を維持しながら、就業規則や職員一人ひとりの事情にも配慮して組み上げる必要があります。そのため作成は特定の担当者に頼りがちで、判断の基準がその人の頭の中にしかないという状況も珍しくありません。こうした属人化した業務をシステム化によってどう変えていくのか。その手がかりになりそうなセミナーが開かれます。

勤務シフト自動作成システム「WINWORKS One」を提供するウィンワークス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:森 庸輔)は、2026年11月6日(金)にパシフィコ横浜で開催される「第80回国立病院総合医学会」で共催セミナーを実施します。テーマは「勤務表自動作成がルールを可視化し、勤務表づくりを変える ― 看護部・薬剤部、二つの実践から ―」です。1年以上かけて検証を終えた看護部と、約3年の運用で定着期に入った薬剤部という、導入フェーズの異なる二つの事例が報告されます。

セミナーの開催概要

  • セミナー名:ランチョンセミナー9
  • 日時:2026年11月6日(金)12:20〜13:20
  • 会場:パシフィコ横浜 会議センター 3F 311+312(第11会場)
  • 座長:坂本 すが 氏(東京医療保健大学 副学長)
  • 演者:佐藤 みづほ 氏(独立行政法人国立病院機構 西新潟中央病院 看護部長)、津田 泰正 氏(学校法人聖路加国際大学 聖路加国際病院 薬剤部マネジャー)
  • 共催:第80回国立病院総合医学会/ウィンワークス株式会社

参加方法などの詳細は、第80回国立病院総合医学会のWebサイトで案内されています。

二つの事例のポイント

西新潟中央病院 看護部:複雑な条件を整理し、1年以上かけて適用可能性を検証

国立病院機構には祝日代休の扱いを定めた就業規則があり、二交替と三交替の職員も混在しているため、勤務表の条件はもともと複雑です。さらに現場では、夜勤や休日の負担を職員間で公平にするといった配慮が長年積み重ねられてきました。西新潟中央病院の看護部は、自動計算の設定、試作、レビューを何度も繰り返す中で、それまで言葉にされていなかった判断基準を少しずつ明らかにしていったといいます。セミナーでは、要件の整理からシステム上での実現方法、出力された勤務表の評価まで、検証の詳細が報告される予定です。

聖路加国際病院 薬剤部:約3年かけて、システムで運用できる範囲を段階的に拡大

聖路加国際病院の薬剤部では、運用開始から約3年が経過しました。薬剤部は病院全体の業務を支えるために多くの部署に分かれて勤務しており、部署間で役割を分担する場面も日常的にあります。そのため、部門全体として条件を満たす勤務表が求められます。同部では作成時間の削減だけを目指すのではなく、担当者の感覚に任されていた判断を言語化してシステムに組み込み、システムで運用できる範囲を少しずつ広げてきました。運用が定着した現在の姿と、そこに至るまでの改善の過程が紹介されます。

業務標準化やシステム導入を検討する管理者に向けた内容

両事例に共通するのは、自動化そのものよりも、その前提として現場の暗黙知をルールとして可視化するプロセスに価値がある点です。これは医療に限らず、シフト業務のDXに取り組む多くの組織に参考になる視点といえるでしょう。

主な対象として想定されているのは、次のような方々です。

  • 勤務表作成の負担を軽くしたい、または作成方法を標準化したいと考えている看護管理者
  • 勤務表作成が特定の担当者に依存しており、属人化を解消したい方
  • 勤務シフト自動作成システムの導入や、導入後に運用範囲をどう広げるかを検討している、医師・看護部・薬剤部をはじめとする各部門の方

ウィンワークスは、サービス・サイエンスの理論に基づく経営管理手法「サービス・オペレーション・マネジメント(SOM)」をコンセプトに掲げています。時間帯ごと、日ごとに大きく変動するサービス需要に合わせて人的資源を最適に配分するためのソフトウェア・ソリューションを提供しています。

出典:ウィンワークス株式会社