耐量子計算機暗号(PQC)とは?
「耐量子計算機暗号(PQC: Post-Quantum Cryptography)」とは、量子コンピュータの強力な計算能力でも解読が困難なように設計された、次世代の暗号技術です。現在インターネット上で広く利用されている「公開鍵暗号」は、将来的に大規模な量子コンピュータが実用化された場合、その安全性が損なわれる可能性が指摘されています。PQCは、このような未来の脅威から情報を守るために開発が進められています。
サイバーセキュリティクラウドのPQC対応に向けた技術検証
サイバーセキュリティクラウドは、Webサービスを支えるセキュリティ事業者として、PQCへの移行に必要となる技術的な知見の蓄積と、同社サービスへの実装可能性を検証する取り組みを開始しました。この技術検証では、PQCを活用したWeb通信における技術要件の整理に加え、以下の観点を中心に進められます。
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RFC 10024に定義されるPQ/T(Post-Quantum/Traditional)ハイブリッド鍵合意方式に関する技術検証
- これは、量子コンピュータでも安全な暗号と、従来の暗号を組み合わせることで、現在のシステムとの互換性を保ちながらセキュリティを強化する方式です。
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既存のWeb環境やブラウザ等との互換性の確認
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通信性能やレスポンスへの影響の検証
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同社サービスへの実装に向けた技術要件および課題の整理
本技術検証を通じて得られる知見をもとに、まずはクラウド型WAF「攻撃遮断くん」におけるPQC対応の実現を目指します。
クラウド型WAF「攻撃遮断くん」のPQC対応がもたらすメリット
「攻撃遮断くん」(https://www.shadan-kun.com/)は、Webサイトへのサイバー攻撃を検知・遮断するクラウド型WAF(Web Application Firewall:Webアプリケーションへのサイバー攻撃を検知・遮断するセキュリティ対策の一つ)として、ユーザーとWebサーバー間の通信を保護しています。PQC対応が進むことで、Webセキュリティと暗号化通信の双方の観点から、将来にわたってお客様が安全にWebサービスを提供できる環境が実現されます。
導入メリットと活用シーン
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将来の脅威への先手対策:量子コンピュータが実用化される未来に備え、現段階からセキュリティ対策を強化できます。
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Webサービスの信頼性向上:最先端の暗号技術に対応することで、ユーザーへの信頼性が高まります。
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企業価値の維持・向上:情報漏洩リスクを低減し、企業のブランドイメージと競争力を維持・向上させます。
金融機関、ECサイト、重要インフラなど、高度なセキュリティと長期的なデータ保護が求められるWebサービスにおいて、PQC対応は不可欠な要素となるでしょう。
対象企業規模、料金・提供形態、導入・問い合わせ方法
クラウド型WAF「攻撃遮断くん」は、幅広い企業規模で導入が検討されています。PQC対応の正式な提供時期および提供内容、料金体系については、今回の技術検証で得られる知見を活用し、決定次第改めてアナウンスされる予定です。
現時点での導入に関するお問い合わせは、「攻撃遮断くん」のウェブサイトから可能です。PQC対応に関する具体的なご相談や、今後の情報については、サイバーセキュリティクラウドからの続報にご注目ください。
今後の展望
サイバーセキュリティクラウドは、本技術検証を通じてPQCに関する技術的知見を蓄積し、同社が提供するセキュリティサービスへのPQC適用に向けた研究・開発を進めてまいります。サイバーセキュリティを取り巻く技術環境の変化を先取りし、現在のサイバー攻撃への対策だけでなく、将来の脅威も見据えたセキュリティ技術の研究・開発を通じて、安全なサイバー空間の実現に貢献していく方針です。
株式会社サイバーセキュリティクラウドについて
株式会社サイバーセキュリティクラウド(https://www.cscloud.co.jp)は、「世界中の人々が安心安全に使えるサイバー空間を創造する」をミッションに掲げるグローバルセキュリティメーカーです。世界有数のサイバー脅威インテリジェンスを駆使したWebアプリケーションのセキュリティサービスを軸に、脆弱性情報収集・管理ツールやクラウド環境のフルマネージドセキュリティサービスを提供しています。
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所在地:〒141-0021 東京都品川区上大崎3-1-1 JR東急目黒ビル13階
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代表者:代表取締役社長 兼 CEO 小池 敏弘
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設立:2010年8月
