サプライチェーンリスク管理の課題を解決する「SLING」
AIを活用したサイバー攻撃の高度化が進む現代において、企業を取り巻く脅威は日々増大しています。特に、サプライヤーや委託先といった「サードパーティ」を狙ったサプライチェーン攻撃は増加の一途をたどり、一度侵害されるとビジネスエコシステム全体に甚大な被害が連鎖する可能性があります。
このような状況に対応するため、KELA株式会社は、グループ会社であるSLINGが開発するサードパーティリスク評価・管理プラットフォーム「SLING」の大幅なアップデートを発表しました。本プラットフォームは、独自の対話型AI「ROSE AI」の実装に加え、日本の経済産業省(METI)および金融庁(FSA)の最新サイバーセキュリティ指針への対応機能を統合し、企業がサプライチェーン全体のサイバーリスクに効果的に対処できるよう支援します。
SLINGで何ができるのか?主な機能とメリット
SLINGは、企業が依存するサプライチェーン全体のリスクを継続的に監視することで、潜在的な脅威の早期発見と対処を可能にします。KELA独自の脅威インテリジェンス(CTI:サイバー攻撃に関する情報や洞察)とダークウェブ監視を融合し、客観的かつリアルタイムなリスク評価スコア「Sling Score」とアラート情報を提供します。これにより、脅威アクターグループ「ShinyHunters」によるサイバー攻撃の際にも早期警戒を発令し、能動的な防御を実現した実証事例があります。
今回のアップデートでは、特に日本の企業向けに最適化された以下の機能が追加されました。
1. 経済産業省(METI)&金融庁(FSA)ガイドライン対応アンケート機能
経済産業省のガイドラインや金融庁の「サイバーセキュリティセルフアセスメント点検票」に準拠したアンケート機能を搭載。プラットフォーム上で問診票の送付・回収から、その結果とSLINGの技術的スコア(Sling Score)の一元管理までが可能になります。これにより、コンプライアンス(法令遵守)強化と効率的なリスク評価を両立できます。
2. マルチテナント管理パネル
エンタープライズグループ企業、持ち株会社、およびMSSP(マネージド・セキュリティ・サービス・プロバイダー:セキュリティ運用を外部から代行する企業)向けに開発された管理機能です。テナントごとに分離されたアクセス制御のもと、複数の子会社や顧客企業のリスクを、危険度・事業重要度・部門別に一元的に管理できます。大規模組織における横断的なリスク管理の負担を軽減します。
3. 「ROSE AI」によるAIネイティブな脅威分析
プラットフォームにネイティブ統合された対話型AIアシスタント「ROSE AI」は、複雑な脅威の検出結果を平易な言葉に翻訳し、その危険度や文脈(コンテキスト)を解説します。さらに、優先度の高い具体的な修復ステップを即座に提示することで、セキュリティ担当者の迅速な意思決定と対応をサポートします。
4. 日本語ネイティブなユーザー体験
UI(ユーザーインターフェース)、セキュリティアラート、ROSE AIの応答、経営層向けレポートに至るまで完全日本語化されています。これにより、国内のSOC(セキュリティオペレーションセンター:サイバー攻撃の監視・対応を行う組織)やリスク管理チームの運用負担が大幅に削減され、よりスムーズな運用が可能になります。
活用シーンと対象企業
SLINGは、以下のような課題を抱える情報システム担当者やDX推進担当者に特に役立ちます。
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サプライチェーン全体の可視化とリスク評価を強化したい企業:多くのサプライヤーや委託先を抱え、それらすべてのセキュリティ状況を把握しきれていない企業に最適です。
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国内のサイバーセキュリティガイドラインへの対応を効率化したい企業:経済産業省や金融庁の指針に準拠したリスク管理体制を、プラットフォーム上で一元的に構築・運用したい場合に有効です。
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グループ企業全体のセキュリティ管理を一元化したい企業:持ち株会社やエンタープライズグループが、子会社や関連会社のセキュリティリスクを横断的に監視・管理する際に活用できます。
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セキュリティ運用効率を向上させたい企業:AIによる脅威分析と日本語対応により、脅威情報の理解と対応にかかる時間を短縮し、運用負担を軽減します。
今後の展望
SLINGは今後もサプライチェーンのレジリエンス(回復力)強化のため、以下の機能展開を予定しています。
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AI自動生成リスクレポート:統合されたLLM(大規模言語モデル)を活用し、経営層向けのサマリーや分析結果を自動生成します。
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サプライヤー自動発見(Autodiscovery):企業のデジタルアセット情報から、AIがサードパーティおよびフォースパーティ(委託先の委託先)との連携関係をマッピングし、サプライチェーン全体を可視化します。
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事業継続性および財務インパクト分析:サードパーティリスクが事業継続や売上高に及ぼす潜在的な財務・運用上の影響を数値化する定量モデルを提供します。
これらの機能により、企業はさらに高度で予測的なリスク管理が可能になるでしょう。
導入・お問い合わせ
SLINGは、現代の複雑なサイバー脅威からビジネスを守るための強力なツールです。本サービスにご興味をお持ちの情報システム担当者様、DX推進担当者様は、以下のKELA株式会社までお問い合わせください。
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KELA株式会社について: https://www.kelacyber.com/ja/
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SLINGの詳細について: https://slingscore.com/ja/
