情シス部門の9割超が夏季休暇をIT改善の好機と認識するも、半数以上が計画通り進められず。定型業務の効率化が戦略業務推進の鍵に

情シス部門の9割超が夏季休暇をIT改善の好機と認識するも、半数以上が計画通り進められず。定型業務の効率化が戦略業務推進の鍵に

情シス部門の夏季休暇に関する実態調査:IT改善への意欲と現実のギャップ

情報システム担当者(情シス)は、企業の成長を支える戦略的な役割を担っています。しかし、日々の業務に追われ、本来注力すべきIT改善やDX(デジタルトランスフォーメーション)推進になかなか手が回らないという課題を抱えているケースも少なくありません。

株式会社SmartHRが従業員100名以上の企業に勤務する情シス219名を対象に実施した「情シスの夏季休暇と業務負荷に関する実態調査」では、このような情シス部門が抱える課題と、その解決策のヒントが明らかになりました。

情シスの夏季休暇と業務負荷に関する実態調査

9割超の情シスが夏季休暇を「IT改善の好機」と捉えるも、半数超が計画通り進められず

調査結果によると、情シスの91.8%が「夏季休暇期間のように通常業務が比較的落ち着く時期は、大型案件やIT改善(システム刷新・セキュリティ強化・IT基盤整備など)を進める機会になる」と認識しています。このことから、情シス部門が戦略的な業務に取り組む高い意欲を持っていることがうかがえます。

情シスの91.8%が、夏季休暇のように通常業務が落ち着く時期を、大型案件やIT改善を進める機会と捉えています。

しかし、現実は厳しいものでした。直近の夏季休暇期間中にIT改善を計画していた情シスのうち、54.9%が「計画通りに進められなかった」と回答しています。これは、IT改善の好機と認識しながらも、実際の実行には大きな壁があることを示しています。

SmartHRが実施した、夏季休暇中の大型案件やIT改善の進捗に関するアンケート結果

計画を妨げる最大の要因は「突発対応」と「定型業務の多さ」

IT改善が計画通りに進められない主な理由として、最も多かったのは「予期せぬ障害・トラブルへの突発対応が発生したから」で67.9%に上りました。次いで「休暇中の対応などで、まとまった作業時間を確保できなかったから」(35.7%)、「経営判断や他部署都合による計画変更があったから」(31.2%)が続きます。

計画通りに進められなかった主な理由

また、アカウント発行や問い合わせ対応、PCキッティングといった定型的な運用業務(ノンコア業務)が業務時間の60%以上を占める情シスでは、66.1%がIT改善を計画通りに進められなかったと回答しています。これは、定型業務の割合が60%未満の層と比較して25.9ポイントも高い結果です。

定型運用業務が業務時間の60%以上を占める層のIT改善進捗

これらの結果から、情シスがIT改善を進められない背景には、意欲の不足ではなく、日々の定型業務や突発的な対応によって、戦略的業務に充てる時間を確保しにくい業務構造があることが明らかになりました。

情シスが本来注力したい「セキュリティ対策」や「DX推進」

情シスが本来は取り組みたいものの、日常業務や突発対応に追われ、十分な時間を確保できていない業務のトップは「セキュリティ強化(ゼロトラスト対応など)」で56.6%でした。ゼロトラストとは、「何も信頼しない」ことを前提に、全てのアクセスを検証するセキュリティモデルです。これに続き、「SaaS・IT資産の管理や棚卸し」(41.1%)、「アカウントや権限管理の整備」(35.6%)が挙げられています。

情シスが本来は取り組みたいと考えている業務

もし定型的な運用業務を自動化・外部委託できた場合、最も注力したい業務としては「セキュリティ対策の強化(ゼロトラスト対応など)」が22.4%で最多となり、「DX推進・業務改善」(18.3%)、「ID・権限管理の整備」(16.0%)が続きました。

定型業務を自動化・外部委託できた場合に最も注力したい業務

この結果は、情シス担当者が日々の運用維持だけでなく、企業の継続的な成長を支えるセキュリティやDXといった戦略的業務にこそ時間を割きたいと考えていることを強く示しています。

SmartHRが提供する情シス業務効率化と戦略的役割拡大の支援

SmartHRは、情シス部門が抱えるこのような課題に対し、ソリューションを提供しています。従業員データを起点に情報システム領域のDXを推進し、情シスがより戦略的な業務に注力できる環境を構築することを目指しています。

提供サービスと解決できる課題

SmartHRは、2025年よりアカウント管理を効率化する「ID管理」機能の提供を予定しています。この機能により、従業員のアカウント情報やアクセス権限を一元的に管理することが可能になります。

  • 何ができるか:従業員のID(アカウント情報)とアクセス権限の一元管理、アカウント発行・削除の効率化。

  • どんな課題を解決するか:情シス部門の定型業務であるアカウント管理の負荷を軽減し、従業員の利便性を向上させます。また、適切な権限管理を通じてセキュリティ強化にも貢献します。

  • 対象企業規模:今回の調査対象である従業員100名以上の企業を中心に、幅広い規模の企業が対象となるでしょう。

  • 提供形態:クラウド人事労務ソフト「SmartHR」の機能として提供されるSaaS(Software as a Service)形態が中心です。

  • セキュリティと連携:ID管理機能はセキュリティ強化に直接貢献します。また、「SmartHR」は外部システムとの豊富な連携やアプリストア「SmartHR Plus」を通じて、多様な顧客ニーズに対応しています。

さらに、SmartHRグループのKICK ZA ISSUE株式会社や株式会社SUNITEDと連携し、システム提供に留まらず、DX戦略の策定から現場での実運用までを一貫して支援する体制を構築しています。これにより、情シス部門は単なるツールの導入だけでなく、組織全体のDX推進を強力にサポートしてもらうことが可能です。

導入・問い合わせ方法

本調査に関連する詳細資料は、以下の特設サイトからダウンロードできます。

SmartHRの情報システム部門向けソリューションに関する詳細は、以下のURLから確認できます。

株式会社SmartHRの企業情報については、以下のURLをご覧ください。

まとめ

情シス部門の課題は、単に「忙しい」という働き方の問題に留まらず、セキュリティ強化やDX推進といった戦略的役割が拡大する中で、定型業務とのギャップが生じている点にあります。定型業務の棚卸し、標準化、自動化、そして外部リソースの活用を進めることで、情シスは本来注力すべき戦略的な業務に時間を創出し、企業の成長を支える重要な役割を果たすことができるでしょう。SmartHRのソリューションは、その実現を強力に後押しします。