富士ソフト株式会社(代表取締役 社長執行役員 兼 CEO:室岡 光浩)と、同社の連結会社である株式会社BizSaaS(代表取締役社長:梅田 弘之、以下BizSaaS社)は、中堅・大企業向けのクラウドネイティブERP「BizSaaS」の提供を開始します。富士ソフトはBizSaaS社と販売代理店契約を結び、2026年12月1日(火)から実装パートナーとして同サービスの販売を始めます。
過度なカスタマイズに頼らないERP導入へ
これまでのERP導入では、既存の業務要件に合わせて過度なカスタマイズを行うケースがありました。その結果、開発期間やコストが膨らむうえ、導入後の機能改善や保守も難しくなるという課題を抱えていました。
「BizSaaS」はこの課題に対し、「Live Fit Development」という手法を採用しています。業務の専門家である利用者と、現場で要件を整理する技術者であるFDEがAIを活用し、「動く画面」で要件を確認しながら、必要な機能をノーコードで実装していく進め方です。
あわせて、会計などの共通業務は既存システムや優れた外部サービスと連携して活用する「エコシステム型ERP」の考え方も取り入れています。すべての機能を作り直すのではなく、企業ごとに本当に必要な機能をノーコードで柔軟に実装できるのが特長です。これにより、認識のずれや過度なカスタマイズを抑え、導入後も業務や事業環境の変化に応じて機能を柔軟に改善・拡張できるとしています。
第1弾はIT企業向け「BizSaaS for IT」
最初に提供されるのは、IT企業向けの「BizSaaS for IT」Ver.1.0です。請負開発、SES(システムエンジニアリングサービス)、SaaS、製品販売といった多様な商流を一元管理できます。BizSaaS社は今後2年以内に、流通業向け、製造業向け、小売業向けの提供も開始する計画です。
3層構成とAI活用で継続的に進化
BizSaaSは、AWS上のクラウド基盤、業務システム専用のノーコード開発基盤「BizCodeless」、業種別アプリケーションの3層で構成されています。画面・データ・処理・フローまでノーコードで構築できるほか、PDFや画像の内容を業務画面に取り込む「BizAI Intake」などのAIも搭載しています。
さらに、「BizSaaS」自体の開発にもAIを活用し、迅速かつ継続的な機能改善を実現するとしています。利用企業に共通する改善ニーズは3カ月ごとのアップデートで標準機能に反映し、個別カスタマイズに過度に依存せず、業務や事業環境の変化に柔軟に対応できるERPへと進化させていく方針です。
開発はBizSaaS社、販売と導入支援は富士ソフトが担当
富士ソフトはこれまで、ERPソリューション「GRANDIT」の提案・導入支援をはじめ、基幹業務分野のシステム開発を幅広く手がけてきました。今回はその技術力とノウハウを活かし、BizSaaS社が提供するクラウドサービスの実装パートナーとして、販売・マーケティングからFDEによる導入支援までを担います。
一方、BizSaaS社は製品開発とクラウド基盤の提供を担当します。両社はそれぞれの強みを活かした連携体制で市場拡大を目指し、BizSaaSの普及・展開を通じて企業の業務変革とDXの推進に貢献していくとしています。
- 製品名:クラウドネイティブERP「BizSaaS」/第1弾:「BizSaaS for IT」Ver.1.0
- 提供開始日:2026年12月1日
出典:富士ソフト
