叡啓大学(学長 有信睦弘、広島市中区)のソーシャルデザインセンターは、2026年10月22日(木)、同大学で「第1回ひろしまクロスイノベーションフォーラム」を開きました。新規事業の創出やオープンイノベーションをテーマに、広島県内の企業、行政、大学などの関係者が集まりました。
このフォーラムは、新規事業創出やオープンイノベーションに関する知見や課題を参加者同士で共有し、組織や業種の枠を超えた交流を促すことを目的としています。当日は企業、行政機関、大学関係者など多様な参加者が会場に集まり、講演、トークセッション、ネットワーキングを通じて意見を交わしました。開会時には、叡啓大学ソーシャルデザインセンター長の早田吉伸教授と、共催者を代表して広島県商工労働局の梅田泰生局長が挨拶しました。

「Ring」の経験から語られた、新規事業を生む組織と制度
第1部の基調講演には、Akish Consulting合同会社 代表社員で、元株式会社リクルート 新規事業提案制度「Ring」事務局長の渋谷昭範氏が登壇しました。テーマは「新規事業を生み出す組織・制度・実践知」です。
「Ring」は40年以上にわたって運営されてきたリクルートの新規事業提案制度です。渋谷氏は事務局長として培った経験をもとに、「ゼクシィ」や「スタディサプリ」などの新たな事業が誕生した背景を紹介しました。あわせて、人材育成、組織づくり、制度設計の重要性についても語りました。

各社の新規事業担当者が「挑戦する人・組織」を議論
第2部のトークセッションには、渋谷氏に加えて、次の企業の新規事業担当者やキーパーソンが登壇しました。モデレーターは早田吉伸教授が務めました。
- オタフクソース株式会社
- 株式会社ジェイ・エム・エス
- 常石商事株式会社
- 広島電鉄株式会社
- 株式会社ヒロテック
- マツダ株式会社
議論では、基調講演で共感したポイント、現在取り組んでいる課題、「挑戦する人」をどう確保するか、「挑戦する組織」へどう変革していくか、といったテーマが取り上げられました。各社は自社での新規事業創出や組織変革の取り組み、直面している課題を共有し、登壇者同士が経験や考えを率直に語り合いました。
プログラム終了後には、ネットワーキングと、トークセッション登壇者によるフォトセッションが行われました。参加者同士で名刺交換や情報交換が進み、企業・組織の垣根を越えた新たなつながりも生まれました。
参加者から寄せられた声
参加者からは、「基調講演がとても参考になりました」「新規事業における事務局の姿勢やフォロー体制、コミュニケーションの重要性について非常に勉強になりました」「渋谷さんの話が示唆に富んでおり、自社にも取り入れたいと感じました」「広島が重要な拠点であるという話に共感しました」「数とフィードフォワードの重要性が印象に残りました」「組織変革や人材育成について多くの気づきを得ることができました」といった感想が寄せられました。「ネットワーキングの時間をもっと長くしてほしい」という要望もありました。

第2回はNTT西日本の下川哲平氏が登壇予定
第2回ひろしまクロスイノベーションフォーラムは、2026年11月25日(水)17:30~19:30に叡啓大学で開催される予定です。ゲストには、NTT西日本株式会社 ミライ事業共創室 担当課長/QUINTBRIDGE オープンイノベーションデザイナーの下川哲平氏を迎えます。業界随一のオープンイノベーション施設とされる「QUINTBRIGE」や、「共創」の要点について講演する予定です。
主催者は、新規事業の創出、社内提案制度の運営、オープンイノベーション、人材育成、産学官連携に関心を持つ人に参加を呼びかけています。フォーラムに関する問い合わせは、叡啓大学 価値創造ブランド推進課 社会連携係(電話番号:082-225-6312、メール:social-design-center@eikei.ac.jp)で受け付けています。
出典:広島県公立大学法人
