PHPの重大脆弱性「php2shell」、エニーが診断・初期対応を定額で代行 WordPressは1サイト5万円、その他システムは1システム10万円(税別)

PHPの重大脆弱性「php2shell」、エニーが診断・初期対応を定額で代行 WordPressは1サイト5万円、その他システムは1システム10万円(税別)

株式会社エニー(本社:兵庫県尼崎市、代表取締役:松永亮)は、PHPの重大な脆弱性(CVE-2026-109618 / CVE-2026-109619、通称「php2shell」)を受けて、新しいサービスの受付を始めました。WebサイトやWebシステムが対応を必要としているかを診断し、初期対応まで代行するものです。この脆弱性の修正版は2026年10月21日に公開されています。受付はオンラインで全国から行い、料金は定額制です。WordPressのサイトは1サイト5万円(税別)、それ以外のWebシステムは1システム10万円(税別)となっています。

PHPの重大脆弱性「php2shell」、エニーが診断・初期対応を定額で代行 WordPressは1サイト5万円、その他システムは1システム10万円(税別)

「php2shell」とはどのような問題か

多くのWebサービスの土台となるPHP

PHPは、Webサイトの裏側で動くプログラミング言語です。WordPressのほか、ECサイト、会員サイト、予約システム、社内の業務システムなど、さまざまなWebサイトやWebシステムを支える「土台」の役割を担っています。サーバー側の言語が判明しているWebサイトのうち、約7割がPHPを利用しているとされています。

ログイン不要で任意のプログラムを実行されるおそれ

PHPの開発チームは2026年10月21日、深刻度「緊急(Critical)」と評価された2件の脆弱性を修正したバージョンを公開しました。これらの脆弱性を突かれると、攻撃者がログインなどをしなくても、外部からサーバー上で任意のプログラムを実行できてしまうおそれがあります。その結果、サイトの乗っ取りや改ざん、情報流出につながる可能性があります。

この脆弱性は、修正版が公開される前に情報が外部へ漏れ、攻撃に使えるツールが出回ったことでも注目を集めました。国内では公的機関が対応を呼びかけ、レンタルサーバー各社が緊急メンテナンスを実施するなど、大きな動きになっています。

サイトの中身に問題がなくても影響を受ける

今回の脆弱性があるのは、WordPressやプラグインといった個々のサイトの中身ではなく、土台であるPHPそのものです。そのため、サイトの中身に問題がなくても、PHPが古ければ影響を受けます。対象は、PHP 5.4以降のほぼすべてのバージョンとされています。

PHPの重大脆弱性「php2shell」、エニーが診断・初期対応を定額で代行 WordPressは1サイト5万円、その他システムは1システム10万円(税別)

利用中のPHPバージョンによって対応が分かれる

必要な対応は、使っているPHPのバージョンによって異なります。

  • PHP 8.2 / 8.3 / 8.4 / 8.5の場合:修正版(8.2.35 / 8.3.36 / 8.4.27 / 8.5.12)が提供されています。サーバー会社による更新が完了しているかを確認する必要があり、多くの場合、利用者側の作業は不要です。
  • PHP 8.1以前(7.4など)の場合:修正版は提供されないため、PHP 8.2以上への切り替えが必要です。

ただし、PHPのバージョンを切り替えると、古いプラグインやテーマ、独自のプログラムなどが新しいPHPに対応しておらず、サイトが表示されなくなることがよくあります。連携しているアプリやシステムの事情で、すぐには切り替えられない場合もあります。こうした事情から、多くの企業では「自社のサイトやシステムが対象なのか、安全なのかがわからない」「対応が必要と言われても、何から手をつければいいのかわからない」「サイトやシステムを作った制作会社と連絡がつかない」「PHPのバージョンを上げたら、サイトが表示されなくなった」といった理由で対応が進んでいません。エニーは、こうした企業に代わって、対応が必要かどうかの診断と、当面の危険を取り除く初期対応を行います。

PHPの重大脆弱性「php2shell」、エニーが診断・初期対応を定額で代行 WordPressは1サイト5万円、その他システムは1システム10万円(税別)

サービスの内容と料金

初期対応に含まれる作業

  • 診断:PHPの利用状況とバージョン、今回の脆弱性の影響、サーバー会社の対応状況を確認
  • バックアップ:作業前にファイルとデータベースのバックアップを取得
  • 当面の危険を取り除く対応:診断結果をもとに相談したうえで、PHPのバージョンアップ(修正済みのPHPへの切り替え)を実施。バージョンアップで不具合が出る場合などは、サイトの一時停止やアクセス制限を実施
  • 動作確認と報告:作業内容と残っている課題を報告

料金(税別)は、WordPressのサイトが1サイト50,000円、ECサイトや自社開発のWebシステムなどそれ以外のものが1システム100,000円です。相談と見積もりは無料です。

作業は事前の説明と了承を得てから実施

診断後、対応に入る前に必ず作業内容を説明し、了承を得てから実施します。利用企業に無断でサイトやシステムを変更することはありません。使っているプラグインや連携先のアプリ・システムが最新のPHPに対応しておらず、すぐにはバージョンを上げられない場合も、影響と選択肢を説明したうえで進め方を一緒に決めます。バージョンアップで動かなくなったプログラムの修正、改ざんの調査、サイトの作り直しなどが必要な場合は、別途見積もりを提示し、了承を得てから着手します。

依頼の流れは次のとおりです。

  • サービスページのフォームからサイトのURLを送付
  • URLから対応が必要そうかを無料で確認し、エニーが料金と進め方を連絡
  • 依頼の確定と支払い
  • 詳しい診断と方針の相談
  • 初期対応の実施と報告
PHPの重大脆弱性「php2shell」、エニーが診断・初期対応を定額で代行 WordPressは1サイト5万円、その他システムは1システム10万円(税別)

AIネイティブな開発体制で修正箇所の特定を迅速に

エニーは2015年の設立以来、中小企業を中心に業務システムの開発やホームページの制作・運用を手がけてきました。現在は、設計から開発、テスト、運用までのあらゆる工程でAIを全面的に活用する「AIネイティブ」な開発体制をとり、従来よりも速く、低いコストでシステムの開発や改修を提供しています。今回のPHP脆弱性への対応でも、AIを活用して、新しいPHPで動かなくなる箇所の特定や修正を迅速に進めるとしています。

代表取締役の松永亮氏は、アクセンチュア株式会社の戦略コンサルティング部門を経て、2015年にエニーを設立しました。経営と業務の視点から課題を整理し、システムとAIで解決することを強みとしています。現在はAIネイティブな開発体制で、中小企業の業務システム開発や業務改革を支援しています。同社は2015年2月設立で、本社を兵庫県尼崎市西長洲町3-3-10に、東京営業所を東京都港区六本木3丁目16番12号 六本木KSビル5Fに置き、AIを活用したシステム開発、ホームページの制作・運用、DXコンサルティングを事業としています。

出典:株式会社エニー