ECの口コミ、68.0%が「途中で読むのをやめた」経験 AIレビューの利用意向は64.3%に ネオマーケティング調査

ECの口コミ、68.0%が「途中で読むのをやめた」経験 AIレビューの利用意向は64.3%に ネオマーケティング調査

ネオマーケティングは、ネットショッピングでの商品レビューとAIレビューに関する実態調査の結果をまとめました。調査対象は、直近3か月以内にECサイトを使い、かつ商品レビュー(口コミ)を確認する全国20歳~69歳の男女です。有効回答数は1,000人で、2026年8月6日(木)〜2026年8月13日(木)に、同社が運営するアンケートシステムを使ったWEBアンケート方式で実施しました。口コミが購入判断に強く影響する一方で、「量が多くて読み切れない」「信頼できるかわからない」という課題も浮かび上がっています。AIによる要約機能への期待も見えてきました。

ECの口コミ、68.0%が「途中で読むのをやめた」経験 AIレビューの利用意向は64.3%に ネオマーケティング調査

購入判断に強く影響する口コミ、一方で「読み切れない」「信じきれない」課題も

ECサイトで商品を買うとき、レビューが購入判断に「非常に影響する」「影響する」と答えた人は全体で75.3%でした。男女とも全ての年代で60%を超え、最も高かったのは女性60代の86.0%です。「非常に影響する」に絞ると、男性・女性とも20代が最も多く、男性20代が32.0%、女性20代が27.1%でした。

レビューを読むときに困ったことや使いづらいと感じたことを尋ねると、最多は「サクラ・やらせのレビューがないか不安」で48.4%でした。半数近くが口コミの信ぴょう性を気にしていることになります。続いて「知りたい情報(サイズ感・使用感など)が書かれていない」が32.0%、「良い評価と悪い評価が混在していて判断しづらい」が27.6%でした。「レビューの数が多く読みきれない」も19.0%に上っています。

実際に、レビューを読み切れずに途中でやめた経験は「よくある」が18.5%、「たまにある」が49.5%で、合わせて68.0%に達しました。同社は、レビューを充実させるだけでなく、豊富な情報の中から必要な内容へ効率よく辿り着ける仕組みを整えることが、より重要になっているとの見方を示しています。

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AIレビューの利用意向は64.3%、口コミ重視層では76.5%に

AIが複数の商品レビューを分析・要約して表示する機能を「AIレビュー」と定義し、利用意向を尋ねました。「ぜひ利用したい」13.2%、「利用したい」51.1%を合わせると64.3%です。性年代別では男性20代が71.0%で最も高くなりました。「ぜひ利用したい」だけで比べると、男性40代は19.0%で、女性40代の9.0%の約2.1倍です。さらに、口コミが購入判断に「非常に影響する」と答えた層では、AIレビューの利用意向が76.5%まで上がりました。口コミを重視する人ほど、AIによる要約・補助機能にも前向きな傾向が確認されています。

AIレビューが表示されている商品のほうが「比較・検討しやすい」と答えた人は、「とてもそう思う」12.4%と「そう思う」52.8%を合わせて65.2%でした。「購入したい」と答えた人は全体で55.6%です。性年代別の肯定割合では、全ての年代で男性が女性を上回りました。特に男性20代は「とてもそう思う」が23.0%と突出しており、女性20代の10.4%の約2.2倍となっています。

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AIレビューが表示されていても、58.0%は一般的な口コミも確認

AIレビューが表示されていても一般的な口コミを「必ず読む」「読むことが多い」と答えた人は、合わせて58.0%でした。半数以上が、従来のレビューも引き続き確認すると回答しています。同社はこの結果について、AIは口コミを置き換えるものではなく、要点の把握を助ける補助ツールとして受け入れられていると考えられるとしています。また「必ず読む」は、全世代で女性が男性を上回りました。たとえば同じ40代でも、女性は21.0%、男性は11.0%で、女性が約1.9倍です。

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求められるのは「悪い点」の整理と、情報の信頼性

AIレビューで知りたい情報は「悪い点・不満点」が47.7%で最多となり、「使用感・体験談」の35.6%などを上回りました。40代の男女で比べると、「悪い点・不満点」は女性が55.0%、男性が36.0%で、女性が19ポイント上回っています。女性は「良い点・高く評価されている点」「使用感・体験談」「サイズ感」でも男性より高い結果となりました。

AIレビューに最も期待することは、「情報の正確性・信頼性」が23.9%で最多でした。「中立性・公平性(やらせ・偏りがない)」が22.8%で僅差で続き、「内容が分かりやすく簡潔であること」は12.2%にとどまりました。同社は、生活者がAIレビューに対して、単なる情報の短縮・要約だけでなく、偏りの少ない信頼できる情報整理も求めていると考えられるとしています。

今後ECサイトのレビュー機能に追加されるとよいと思う機能では、「AIによる商品レビュー(口コミ)要約・分析機能」が26.9%で最多でした。ただし、次の上位機能もほぼ同じ水準に並んでいます。

  • レビューの信頼性をスコア表示させる機能:25.5%
  • レビューを条件で絞り込める機能(評価順・条件別など):25.5%
  • 写真・動画付きレビューが充実した機能:25.4%

同社は、レビューを効率よく把握したいというニーズに加え、「信頼できるか」「必要な情報を探しやすいか」「具体的な使用感が伝わるか」といった複数の課題が並存していると指摘しています。そのうえで、レビュー体験全体を多面的に改善していく必要性が確認されたとしています。

出典:ネオマーケティング