株式会社シイエヌエス(本社:東京都品川区、代表取締役社長:関根 政英)は、オラクルのクラウドERP「Oracle NetSuite(以下、NetSuite)」の利用企業を対象とした新サービス「U-Way NetSuite まるごと移行サービス(SuiteScript 2028対応)」を、2026年11月1日から提供します。2027年から2028年にかけてのNetSuiteのアップデートでは、カスタマイズ用プログラムであるSuiteScript、外部システムとの連携、認証方式の見直しが必要になります。新サービスは、これらについて影響の診断から移行、移行後の保守までを一括で支援するものです。

NetSuiteの仕様変更と、利用企業から増える相談
シイエヌエスは2022年にOCI導入・運用支援サービス「U-Way」の提供を始め、2025年には「U-Way Oracle NetSuite 導入支援サービス」を加えるなど、ニーズに合わせてサービスを広げてきました。NetSuiteについては、同社は業務を標準機能に合わせる「Fit to Standard」の考え方に基づいた支援を行っています。
そのNetSuiteでは、今後の定期アップデートの中で、SuiteScriptや外部システムとの連携に関わる仕組みが段階的に変更される予定です。主な変更点は以下のとおりです。
- 2027.1リリース:一部の連携で使われている認証方式(NLAuth)のサポート終了
- 2028.1リリース:SuiteScript 2.0/2.xが最新版(2.1)として自動的に実行される形に変更(挙動の違いにより、処理に影響が出るおそれあり)
- 2028.2リリース:旧版のSuiteScript(1.0/2.0/2.x)のサポート終了、外部連携方式(SOAPウェブサービス)の廃止、トークンベース認証(TBA)のサポート終了(暫定)
同社によると、対応しないままこれらの変更を迎えた場合、月末の締め処理や外部システムとの連携が正しく動作しなくなるおそれがあります。影響範囲は利用企業の環境によって異なるため、早期に対象を把握し、計画的に対応することが重要だとしています。
一方で、利用企業からは「対象となるスクリプトを把握できていない」「仕様書がなく、開発者も不在」「外部連携への影響が分からない」「移行後のテストに不安がある」といった相談が増えているといいます。こうしたNetSuiteの仕様変更と相談の増加を受け、同社はU-Wayシリーズの新たなサービスとして「U-Way NetSuite まるごと移行サービス」の提供を開始することにしました。

3つの領域をまとめて可視化し、必要な対応だけを進める
新サービスは、SuiteScript・外部連携・認証方式をまとめて可視化し、必要な対応だけを安全に進めることを狙いとしています。無償簡易診断、Readinessアセスメント、移行・回帰テスト、移行後の保守まで、一貫した支援を提供します。特長は次の3点です。
改修対象を必要なものに絞り込む
すべてのスクリプトを書き換えるのではなく、Fit to Standardの知見を生かして、不要なスクリプトの廃止や標準機能への置き換えも含めた最適な対応を選択します。これにより移行費用を抑えるとともに、将来の保守負荷の軽減も図ります。
SuiteScript・外部連携・認証方式を一度に診断
3つの領域を一度のアセスメントで整理し、対応方針と工数を明確にします。
品質の見える化
同社独自のAI駆動開発で作成した変換案を開発者がレビューし、テスト環境(Sandbox)で回帰テストを実施します。金融系システム開発で培った品質管理の手法を活用し、テスト結果や証跡の提出まで支援します。

価格は無償簡易診断の結果に応じて個別見積り
価格は、無償簡易診断(0円)の結果をもとに、スクリプトの状態に応じて個別に見積もられます。同社独自のAI駆動開発を活用することで、費用を抑えた対応も可能としています。契約形態は、無償簡易診断のみの利用から、Readinessアセスメント、移行・回帰テスト、ユーザーテスト支援、移行後の保守までを含む1年契約まで、要望に応じて柔軟に用意されています。
想定例として、標準的な置き換えが中心のスクリプトを移行する場合が示されています。大きな再設計が不要なスクリプト約20本を対象に、SuiteScript 2.1への移行、単体テスト、基本的な回帰テストを行うケースで、費用は約50万円(税抜)です。これはあくまで想定例で、正式な金額は無償簡易診断後に見積もられます。また、詳細アセスメント、再設計、外部連携の改修、移行後の保守は含まれません。Sandbox環境での検証や本番環境への反映作業の範囲は、見積り時に個別に提示されます。
出典:株式会社シイエヌエス
