アンティークコイン専門店「レアコインショップ」、10月18日に新サーバー環境への移管を完了 社内管理者による継続監視でセキュリティ体制を強化

アンティークコイン専門店「レアコインショップ」、10月18日に新サーバー環境への移管を完了 社内管理者による継続監視でセキュリティ体制を強化

アンティークコイン専門店「レアコインショップ」を運営する株式会社コンボイスイッチは、2026年10月18日、オンラインショップを新たなサーバー環境へ移管する作業を完了した。目的は、オンラインショップの安全性と安定性の向上だ。あわせて、社内にサイバーセキュリティ対応の管理者を配置した。サイトや関連システムの状態を継続的に監視し、新たな脆弱性や異常を把握した際に速やかに確認・対応できる体制を整えている。同社は、特定のシステムや認証方法だけで安全性を判断せず、システムと日々の運用の両面から継続的なセキュリティ対策に取り組んでいるとしている。

アンティークコイン専門店「レアコインショップ」、10月18日に新サーバー環境への移管を完了 社内管理者による継続監視でセキュリティ体制を強化

以前から計画していたサーバー移管、EC基盤にPHP・WordPressは不使用

今回の移管は、特定の事故や被害を受けて実施したものではない。将来的なリスクも見据え、顧客がより安心して利用できる環境を整えるため、以前から計画を進めていたセキュリティ強化の一環だという。

2026年10月21日には、PHP公式が、認証されていない第三者による遠隔コード実行につながる可能性がある重大な脆弱性2件を公表した。PHP公式は、対象となる利用者に速やかな更新を呼びかけている。同日には高市首相も、ウェブサイトの運営者に対し、PHPの使用状況を確認し、必要な修正対応を進めるよう呼びかけた。

レアコインショップのECサイトは、PHPおよびPHPを基盤とするWordPressを使用しておらず、今回公表されたPHPの脆弱性の影響対象ではない。同社は昨今のWebセキュリティ関連の動向を察知し、日々の監視と対策に努めてきた。こうした背景から、PHPの脆弱性が公表される3日前の10月18日に、新たなサーバー環境への移管を完了していた。

ただし同社は、PHPやWordPressを使用していないことや、サーバーを移管したことだけで、あらゆるリスクを防げるわけではないとしている。使用する技術にかかわらず、新たな脆弱性やサイバー攻撃の可能性は存在するためだ。そのため同社は、一度の対策で終わらせず、継続的な監視と運用体制の整備を重視している。

アンティークコイン専門店「レアコインショップ」、10月18日に新サーバー環境への移管を完了 社内管理者による継続監視でセキュリティ体制を強化

社内管理者が脆弱性情報を確認し、影響を継続的に判断

同社は、セキュリティ対策で重要なのは新しいシステムや認証手段を導入することだけではないと考えている。社内に配置したサイバーセキュリティ対応の管理者は、日々変化する脆弱性やサイバー攻撃の手法に備えて、最新の脆弱性情報や注意喚起を確認し、自社サイトへの影響の有無を継続的に判断している。異常や新たなリスクを把握した場合には、次の対応を速やかに進められる体制を整えている。基本方針は、一度の対策で安全性を保証するのではなく、継続的に監視し、必要な対応を積み重ねていくことだ。

  • 自社サイトや関連システムへの影響確認
  • 必要な対応方針の判断
  • システム関係者との連携
  • アクセス権限や認証状況の確認
  • 必要に応じた設定変更や追加対策
  • 対応後の状況確認
アンティークコイン専門店「レアコインショップ」、10月18日に新サーバー環境への移管を完了 社内管理者による継続監視でセキュリティ体制を強化

管理環境へアクセスする全スタッフに物理セキュリティキー「YubiKey」を導入

認証面では、2025年8月から、管理環境へアクセスする全スタッフに物理セキュリティキー「YubiKey」を導入し、認証に使用している。YubiKeyは、FIDO2などの認証規格に対応したハードウェアセキュリティキーだ。パスワードや確認コードだけに依存せず、実物のキーを用いて本人確認を行うことで、フィッシングや認証情報の盗難による不正アクセスのリスク低減につなげる。物理セキュリティキーは、Google、Cloudflare、GitHubなど、セキュリティを重視する企業やサービスでも採用されている、または利用が推奨されている認証方法だ。同社は、対象を一部の管理者だけでなく管理環境へアクセスする全スタッフに広げることで、組織全体の認証環境を強化している。

レアコインショップの主なセキュリティ対策

  • 2025年8月、管理環境へアクセスする全スタッフにYubiKeyを導入
  • 2026年10月18日、セキュリティ強化を目的としたサーバー移管を完了
  • PHPおよびWordPressを使用しないECサイト基盤を採用
  • 社内にサイバーセキュリティ対応の管理者を配置
  • サイトや関連システムの状態を継続的に監視
  • 脆弱性情報や注意喚起を継続的に確認
  • 異常や新たなリスクを把握した際の確認・連携・対応体制を整備

高額な取引もあるアンティークコイン、オンライン環境の安全性も「品質」の一つ

アンティークコインは一点ごとに価値や希少性が異なり、高額な取引となる場合もある。同社は、商品の来歴や鑑定情報を分かりやすく提供することに加え、顧客が商品を検討・購入するオンライン環境の安全性も、専門店に求められる大切な品質の一つだと考えている。サーバー環境の整備やYubiKeyの導入はセキュリティ対策の一部にすぎず、最も重要なのは、変化するリスクを継続的に監視し、必要なときに速やかに対応できる状態を維持することだとしている。今後もシステムと日々の運用の両面から対策を見直し、顧客が安心して利用できるショップづくりを進める方針だ。

RareCoinShopは、世界各国のアンティークコイン・希少コインを取り扱う専門店で、東京と福岡にサロンを構えている。アンティークコインの販売をはじめ、購入・売却に関する相談や、アンティークコインを資産として保有する際のサポートなどを行っている。

出典:株式会社コンボイスイッチ