J:COMが「Tableau」で実現するデータ民主化とAI活用への道筋

J:COMが「Tableau」で実現するデータ民主化とAI活用への道筋

J:COMが直面していたデータ活用の課題

企業を取り巻く環境が変化する中、迅速かつ的確な意思決定には、社内に蓄積されたデータの有効活用が不可欠です。しかし、J:COMではデータ量の増加に伴う作業効率の低下や部門間の情報連携の課題に直面していました。特に、従来の手作業中心の分析ではデータ加工や分析が特定の担当者に依存し、現場でのデータ活用が十分に進んでいない状況でした。

このような背景から、J:COMはデータ活用と分析の高度化を段階的に推進する方針を決定。全社横断の専門部署を設立し、全社的な分析基盤の整備に着手しました。

BIプラットフォーム「Tableau」によるデータ民主化の実現

J:COMは、これらの課題を解決するためにBI(Business Intelligence:企業内のデータを収集・蓄積・分析し、経営の意思決定をサポートする仕組み)プラットフォーム「Tableau」の導入を決定しました。具体的には、ダッシュボードを全社で共有できる「Tableau Server」と、データ準備を効率化する「Tableau Prep」を整備。

これにより、誰もが必要なデータにアクセスし、自ら分析できる環境を構築し、「データの民主化」を推進しました。データの民主化とは、特定の専門家だけでなく、組織内のあらゆる従業員がデータにアクセスし、分析・活用できる状態を指します。

日立ソリューションズは、自社でのTableau活用実績とノウハウに基づき、システム導入に留まらない活用支援や社内セミナーを通じて、J:COMの現場業務に即したデータ活用の浸透を支援しました。長年の協業で培ったJ:COMの業務への深い理解も、今回のパートナー選定の大きな要因となりました。

データ活用基盤の概要図

導入によって得られた具体的な効果

Tableauの導入は、J:COMに以下の具体的な効果をもたらしました。

  • 意思決定の迅速化と運用品質の向上: Tableau Serverの導入により、ダッシュボードやレポートが全社で共有可能になり、現状把握や意思決定が迅速化されました。また、障害発生時の原因分析や復旧対応も迅速になり、安定した運用品質の維持向上に貢献しています。

  • データ準備作業の効率化: Tableau Prepの導入により、膨大なデータの収集から加工、前処理までの作業が効率化されました。これにより、現場の社員が分析に着手するまでのリードタイムが短縮されています。

  • 従業員のデータリテラシー向上と現場主体の文化醸成: 従業員一人ひとりのデータ分析スキルを高めるため、勉強会やセミナー、ワークショップが実施されました。これにより、社員のデータリテラシー(データを理解し、活用する能力)が向上し、現場主体で課題解決を進める企業文化が醸成されています。

今後の展望:AI活用を見据えた高度な分析基盤へ

J:COMは今後もTableauを主要なデータ分析基盤として活用し、既存環境の安心・安全かつ効果的な運用を目指す方針です。DXデザイン本部 データソリューション推進部の山嵜 大氏からは、「継続的な改善に取り組み、AIを活用して人に依存しないデータ活用をめざしていく。日立ソリューションズには、高度な技術知見を生かした継続的な支援を期待している」とのコメントが寄せられています。

この取り組みは、データドリブン経営(データに基づいて意思決定を行う経営手法)の実現を通じて、企業のSX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)に貢献するものと期待されます。

Tableau導入を検討する企業へのメッセージ

J:COMの事例は、データ活用に課題を抱える多くの企業にとって参考になるでしょう。特に、大規模なデータ量や複雑な組織構造を持つ企業で、データの属人化や情報連携の課題を解決したい場合にTableauは有効な選択肢となります。

日立ソリューションズは、Tableauの導入支援から、従業員のスキルアップを促す活用支援まで、包括的なサポートを提供しています。データドリブン経営の実現やDX推進を検討されている担当者の方は、ぜひ詳細を確認してみてはいかがでしょうか。

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