NTTPC、NVIDIA RTX PRO 6000 Blackwell搭載のロボティクス/フィジカルAI向けGPUパブリッククラウドを提供開始

NTTPC、NVIDIA RTX PRO 6000 Blackwell搭載のロボティクス/フィジカルAI向けGPUパブリッククラウドを提供開始

NTTPC、NVIDIA RTX PRO 6000 Blackwell搭載のロボティクス/フィジカルAI向けGPUパブリッククラウドを提供開始

NTTPCコミュニケーションズ株式会社は、高性能GPUを専有利用できる「GPUクラウド for フィジカルAI™」の提供を2026年8月1日より開始しました。このサービスは、国内の主要GPUクラウドサービス事業者として初めてNVIDIA RTX™ PRO 6000 Blackwell Server Edition(以下、RTX PRO 6000)を採用しており、製造業や物流業界のDX推進を強力にサポートします。

高性能GPUの調達課題を解決し、開発を加速

近年、ロボットなどの物理的なシステムがAIによって自律的に動作・判断する「ロボティクス/フィジカルAI」への関心が高まっています。これらの開発には、仮想空間でのロボット動作検証や、大規模言語モデル(LLM)や視覚言語モデル(VLM)といったAIモデルの学習・推論を行うための高性能なGPU基盤が不可欠です。

しかし、現在の半導体不足により、GPUシステムの調達には長期の期間を要し、価格も高騰しています。これにより、必要なタイミングでGPU基盤を確保することが困難な状況です。

NTTPCの「GPUクラウド for フィジカルAI™」は、こうした課題を解決するために開発されました。オンプレミス環境で培われた技術力を活かし、NVIDIA RTX PRO 6000 GPUを搭載したクラウドサービスとして提供することで、企業はGPUの調達や環境構築にかかる時間とコストを大幅に削減し、迅速に開発に着手できます。

「GPUクラウド for フィジカルAI™」で何ができるのか

本サービスは、NVIDIA Omniverse™ライブラリやオープンなロボティクスシミュレーションフレームワークであるNVIDIA Isaac Sim™に対応しており、以下のような幅広い用途で活用できます。

1. デジタルツイン構築とロボットシミュレーション

物理的なモノや空間をデジタル空間に再現し、シミュレーションや分析を行う「デジタルツイン」の構築に最適です。ロボットの動作検証や、製造ラインの最適化など、仮想環境で様々な検証を効率的に行えます。

フィジカルAIシミュレーションの様子

2. 高度なAIモデルの学習と推論

大量のデータを学習し、人間のように文章を生成したり理解したりする「大規模言語モデル(LLM)」や、画像とテキストの両方を理解する「視覚言語モデル(VLM)」など、高度なAIモデルの学習や推論環境として利用可能です。NVIDIA NIMを活用したエージェントAI向け推論環境や、NVIDIA Isaac GR00Tなどのロボット向けオープン基盤モデルも安定した性能で実行できます。

3. 合成データ生成

実世界のデータ収集が困難な場合でも、シミュレーション環境で合成データを生成し、AIモデルの学習に活用できます。これにより、開発期間の短縮やコスト削減が期待できます。

国内初のRTX PRO 6000 Blackwell GPU採用と安定稼働

本サービスは、国内クラウド事業者として初めてRTX PRO 6000 Blackwell GPUを採用しています。この高性能GPUを8基搭載したサーバーを、お客様専用の「ベアメタルGPUサービス」(仮想化されていない物理サーバーを占有で利用する形態)として提供します。

RTX PRO 6000 Blackwell Server Edition GPUカード

RTX PROサーバー

ベアメタル環境であるため、GPUリソースを他のお客様と共有することなく、常に安定した最高のパフォーマンスを発揮できます。これにより、ロボティクス/フィジカルAI開発における複雑な計算処理や大規模なシミュレーションを、中断なく効率的に進めることが可能です。

料金・提供内容

「GPUクラウド for フィジカルAI™」の提供形態と料金は以下の通りです。

  • 提供形態: ベアメタルGPUサービス(占有利用)

  • GPU: RTX PRO 6000 Blackwell Server Edition GPU × 8基

  • 初期費用: 150,000円(税別)

  • 月額利用料: 1,600,000円(税別)

  • 最低利用期間: 3か月

  • 長期利用割引: あり

  • 標準納期: 10営業日

詳細については、以下のサービスサイトをご確認ください。
https://www.nttpc.co.jp/gpu/lineup/gpucloud.html

今後の展開とNTTグループとの連携

NTTPCは、本サービスを起点に、ロボティクス/フィジカルAI分野におけるシミュレーション、AI学習・推論、ロボット運用など、一連のワークロードに対応するサービス群を拡充していく予定です。

また、NTTドコモビジネスをはじめとする各社との連携を通じて「AI-Centric ICTプラットフォーム®」構想の実現を推進します。これは、企業がAIを活用して生産性向上や競争力強化、ビジネスモデル変革を進めるAI時代に最適な次世代ICTプラットフォームです。

さらに、NTTグループが推進するAIネイティブインフラ「AIOWN」とも連携し、お客様のAI活用を一層支援していきます。「AIOWN」は、お客様のAI利用用途に応じて、必要なGPU、ネットワーク、電力などのリソースを最適化し、セキュアな利用環境と統合的なオペレーションを実現するNTTグループの取り組みです。

導入・お問い合わせ方法

本サービスに関するご質問や導入のご相談は、以下のフォームよりお問い合わせください。
https://dm.nttpc.co.jp/form/inq_gpu.html

NTTPCの「GPUクラウド for フィジカルAI™」は、ロボティクス/フィジカルAI開発における新たな可能性を拓き、企業のDX推進に貢献することでしょう。