送信後の「返信対応」をAIエージェントが担う EngageLabが「Agent Email」の提供を拡充

送信後の「返信対応」をAIエージェントが担う EngageLabが「Agent Email」の提供を拡充

Aurora Mobile株式会社は、日本で提供している顧客エンゲージメント・プラットフォーム「EngageLab」のメール機能で、「Agent Email」の提供を拡充します。Agent Emailは、顧客から届いた返信メールをAIエージェントが自動で処理する仕組みです。EngageLabは、米国ナスダックに上場する親会社Aurora Mobile Limited(NASDAQ:JG)がグローバルに展開しているプラットフォームです。

Agent Emailを使うと、技術・成長戦略を担うチームは、次の一連の流れを自動化する仕組みを構築できます。まずAIエージェントが顧客からの返信メールを自動で受け取ります。次に、これまでの会話の文脈を踏まえて回答します。そのうえで、成約見込みの高い顧客の意向情報をCRMに書き込みます。

AIメールツールの対象を「作成」から「送信後」へ

市場に多く出回っているAIメールツールは、メール・ライフサイクルの最初の一歩である「メール作成」にのみ対応しています。送信後に発生する到達率の管理、受信したメールへの対応、顧客の意向の検知、フォローアップといった業務は、現在も多くの企業で人手に頼っています。EngageLabは、こうした送信後の領域までAIで対応できる点を特長としています。

Agent Emailの主な仕組み

返信を構造化し、会話をスレッドとしてまとめる

Agent Emailは、AIエージェントのために設計されたメールのインフラで、メールの「受信・送信・管理」を担います。顧客がキャンペーンメールや自動配信メッセージに返信すると、受信ゲートウェイがそのメッセージを取り込み、エージェントが読み取れる構造化テキストに変換します。

複数回にわたるやり取りは、メールの標準仕様であるMessage-ID、In-Reply-To、Referencesの各ヘッダーを使って一つのスレッドにまとめられます。そのため、GmailやOutlookでも、返信は元の会話にスレッドとして表示されます。

RAGによる回答とCRMへのデータ連携

エージェントは、自社のプライベートなナレッジベースをRAGで参照して回答できます。また、会話の要約と顧客の意向シグナルを構造化データとしてCRMに送信することもできます。

ドメイン設定と開発ツール連携

DNS、SPF、DKIM、DMARCを設定するリソースがないチームは、送信実績のある共有送信ドメインをそのまま利用できます。独自ドメインも利用でき、共有送信ドメインと独自ドメインの間でスムーズに移行することも可能です。さらに、Codex、Cursor、Claude Code、OpenClaw、Hermesをはじめとする主要なAI開発ツールとネイティブに連携します。

想定される活用シーンと提供状況

EngageLabは、この機能の具体的な活用シーンとして、次のような場面を想定しています。

  • ウェルカムメール、更新案内、買い忘れリマインダーといったライフサイクルメッセージへの返信を受け付ける窓口をつくり、その場で対応を完結させる
  • 海外市場に進出する企業が、共有送信ドメインを使ってDNS設定なしでアウトリーチを始められるようにする
  • 社内ドキュメントに基づいて回答することで、タイムゾーンをまたぐ技術対応や営業対応を24時間体制で行う

Aurora Mobile株式会社のCEO、Chris Lo氏は「メールの価値は、送信ボタンを押したところで終わるものではありません」と語っています。そのうえで、顧客からの返信の一つひとつが正しく理解され、確実に回答される状態をつくることで、一方通行のキャンペーンを売上につながる対話に変えていきたいとの考えを示しました。

Agent Emailは現在利用可能です。利用を希望する場合は、EngageLabに問い合わせるか、EngageLabのウェブサイトで詳細を確認できます。なお、Aurora Mobile株式会社は、2011年に設立された米国ナスダック上場企業Aurora Mobile Limited(NASDAQ:JG)の日本法人です。Aurora Mobileグループは、グローバル企業向けに、オムニチャネルエンゲージメント、AIマーケティング、AIカスタマーサポート、アイデンティティセキュリティを統合したデジタルインフラを提供しています。主力ブランドの「EngageLab」とAIプラットフォームの「GPTBots.ai」を通じて、企業のデジタルトランスフォーメーションを包括的に支援しています。

出典:Aurora Mobile株式会社